どうもこんにちはGです。
今回は「身の丈に合ったプランを立てない」ということについてお話をしたいと思います。
成功のコツはプランの立て方にある
「身の丈に合ったプラン」とは?
身の丈に合ったプランを立てないというのは、ちょっと誤解を招くかもしれないですけど、今の自分ができることや持っているリソースから、今年やりたいことみたいな将来のプランを立てるのはよろしくないというお話です。
ただこれには続きがありまして、ただし身の丈を超えた消費はしないということなんですね。当たり前のことですが、これを混同しちゃう人がいるんですよ。
お金がこれぐらいあるとか、休みがこれぐらい取れるとか、時間がこれぐらいあるとか、自分のスキルでこんなことができるとか、
そういった「身の丈」から、自分はこういうことをして、こういうところへ行って、こういうことをやって、みたいなプランには、自分の成長が計算に入っていないんですね。
そうすると、今の自分が持っている材料の延長線上の自分をずっと続けてしまうことになりやすいんですよ。
身の丈を少し超えてみる
それよりも自分の身の丈を少し超えたようなプラン、これはお金でも時間でもスキルでも、そういうものを目標として入れることで、
そちらに自分を寄せていくというか、それをするために何をしなきゃいけないか、何をしたらいいだろうという風に考えて、自分を進化させていけるんですね。
例えば、私は地方に住んでいるので、東京に行きたいなと思ったとします。
そう思ったときに、今の自分の時間とかお金とかをベースにして、どれくらいの日数なら行けるのかを計算するのが、一般的な考え方ですよね。
だけどそれだと自分の持っているリソースに縛られてしまうわけですよ。
逆に月の半分は東京に居るようにしたいと。そしたらその為にはこれくらいのお金がかかるとか、これくらいの時間的余裕もいるよなとか、そのかかる費用を東京に行くことがきっかけで、捻出ができるようにならないかとか考えられますよね。
もしくは本業を効率化して、もっと時間を減らして、なおかつその分の収益の余裕を増やせないかとか、
こういう風に目標が今の自分の手の届く範囲よりちょっと上だからこそ、それを手に入れるためにはどうしたらいいだろうか、という風に考えていけるんですよ。
これはスポーツとか人間関係とかも全て同じです。
例えば太っている人が、今の自分でも着れるサイズの大きい服ばっかり着ていると痩せようもないですよね。
だけど今の自分がギリギリ着れるぐらいのタイトな服を着ていたら、その服を着こなしたいとか、その服が破ける前に体を合わせたいと思うと、少しは痩せようと思えるわけじゃないですか。
ある種、今の自分を肯定し過ぎてしまうと、それ以上の努力がなくなるんですね。
だから今自分ができるかどうかではなく、自分はどうすべきなのか、自分の人生の大目的に沿っているのはどっちなのかという観点から、少し無理な方をプランにして、それを目指す行為を選んだ方がいいということです。
「背伸び」は自分を成長させる
さらにこれはビジネスの話とかにしても、これを見ている方は起業とか自分のビジネスを立ち上げることを考えられている方が多くいらっしゃるわけですけど、
自分のサービスの値段を高くするか安くするかというのは、自分で仕事をする、起業をする場合は、当然自分で決められるわけですよ。
全部自分で決められるわけなので、高い値付けもできるし安い値付けもできます。このときに多くの人はいくらがいいのか悩むんですよ。
自分が提供できるサービスとかから考えて、「じゃあこれぐらいだろう」という風に決めやすいんですね。
自信がないときやサボりたいとき、覚悟が足りないときとかは安めに値付けしてしまうんですよ。
結構、無意識に自分の態度とか覚悟が値付けに表れやすいんですね。
逆に俺のやっていることは凄い価値があるぞ、凄いサービスを提供するぞ、とやる気に満ち溢れていたら高い値付けもできるわけじゃないですか。
だから値付けというのは、その人の覚悟が表れるんですけど、これも楽な方向に行ってしまうと、安くして逃げようとしてしまうんですね。
「これくらいでいいかな」が成長を止める
実際、私も経験があるんですけど、10万円くらいでいいかなという講演のお話をいただいたときに、向こうから20万円の報酬を提示されたんですよ。
そうすると、「別に10万でも良かったんだけどな、かなり素人向けな内容で2時間ほどお話するだけだし」と思ったんですね。
そのとき「いやいや10万でいいですよ、これぐらいなら」と言うのは簡単ですよね。
正直、それをした方が楽なんです。だけど、そこでちょっと待てよと。
「お客さんにとって大事なのは、この1回の10万円を節約することじゃなくて、この講義を経て、それを聞いた社員たちがどんどん稼ぐ力を身に付けて、会社自体を引き上げて、もっと大きな利益を会社にもたらすことだよな。だったら逆に20万円分の内容で何ができるんだろう」と考えるわけですよ。
そしたら単に講演をするだけじゃなくて、各社員のプロフィールデータをもらって、オーダーメイドで色々と考えてみましょうかとか、個別相談もやりましょうか、みたいな感じで、一人一人のプロフィールとか、会社として進ませたい方向性とか、そういったことまでちゃんと打ち合わせた講演というのをするから、じゃあ20万円ですと。
それであれば私の中でも折り合いがつくし、向こうにとってはそれ以上の価値が出るわけなんですよね。
これも自分がちょうどいい範囲とか楽チンな範囲という値付けに逃げてしまったら、こういったことができなかったわけです。
講演して、お金頂いて、はいおしまい、で終わっていたわけですからね。
だけど20万にふさわしい内容はなんだろうか、と考えたことがきっかけで、新しいアイディアとか新しい内容が生まれてきたんですね。
この内容を別の会社に持っていったり、別の形で使い回すことで、私自身もっと大きな利益が入ってきますよね。
こんな感じで、今の自分でできる範囲のことに収まってしまうと、自分と関係がある人も含めて成長しないんですよね。
だからちょっと無理のある内容や目標でプランを立てて、そこに手が届くように一生懸命背伸びをする。
一生懸命そのプランとの乖離している部分、差の部分を工夫とか努力とか考えで埋める。これを繰り返すことで、どんどん成長していけるわけです。
だから身の丈にあったプランを立てるのはよくないというお話です。
ただし消費は身の丈以下
ただそれに先ほど付け加えた「身の丈を超えた消費をしない」というのは、何かを食べるとか何かを買うとか、そういったことに関しては、身の丈以下でやりなさいということです。
なんか身の丈を超えると、その身の丈に合った現実が降りてくるというのは、引き寄せの法則とか思考は現実化する的な所で、ちょっと勘違いして捉えている人が多いような感じがします。
お金持ちのように振る舞えばお金持ちになれるとか、お金持ちのように考えればお金持ちになれるとかいうんですけど、
じゃあお金持ちのようにお金を使っていたら、お金持ちになるどころか一瞬で使い果たして終わっちゃいますよね。
だけどそういうことをやっちゃう人って結構多いんですよ。これは身の丈を超えた消費をしちゃっているわけですね。
だから身の丈を超えた自分になりたかったら、身の丈を超えたプランを立てて、背伸びして努力することが大事。
ただそれをもう自分が手に入れたかのようなご褒美(消費)の分はやっちゃ駄目ということです。
ここを間違えずに、これから自分のやろうとしていること、日常的なこと、体型的なこと、全てに関して応用していってもらえたら、お役に立つんじゃないかなと思います。
今回のお話は以上となります。ありがとうございました。
コメントを残す