どうもこんにちはGです。
今回は自己啓発本の読み方についてお話したいと思います。
目次
自己啓発本の読み方を間違えると結果は出せない
まあ自己啓発本と言いましたけど、成功者の自伝とかビジネス書とか、自分が成功するために読んでいるもの全般として受け取ってもらえたらなと思います。
自己啓発本というのは、読んだらワクワクしたり、ヒントがもらえたり、自分も頑張ろうと思ってモチベーションがアップしたりしますよね。
ただ自己啓発本的なものには、読み方があるんですね。
この読み方を間違うと、ノウハウコレクターというか、自己啓発ジプシーみたいになって、読んでいるけど、自分はずっと結果が出ないというスパイラルに入りやすいんです。
だから今日は、何をどのようにして読むべきか、そしてどのようにしちゃいけないかというお話をします。
自己啓発本のダメな読み方
まずはこういう読み方をしちゃダメという3つのポイントをお話します。
素直すぎる
1つ目は素直すぎる読み方です。
どういうことかというと、この著者はこういう風にやって成功した、だから自分も同じようなことをしようという素直な読み方です。
一見、これは良いですよね。
ただ「素直」と「思考停止」は違うので、なんでもかんでも鵜呑みにするような素直さでいると、その著者と読んでいる自分自身というのは、別人なわけじゃないですか。
違う人間なのに、「あの人がこう言ってるから自分もそうすればいいんだ」とか、その人の行動を真似してみようみたいな感じで受け取ってしまうと、「その人にはできるけど君には出来ないよ」というような罠にかかってしまうわけです。
元々、その本を出した成功者とこれから成功しようと思って本を読んでる人というのは、立場も違いますよね。
何より本を出している人が成功した時期とその本を読んでいる時期は、大きく違うじゃないですか。
特に今は時代の流れが速いですから、過去こんな風にしてうまくいったみたいな話を聞いても、今それをやっても上手くいかないことの方が多いんですね。
タイミングが良かっただけとか、それこそバブルの頃は何やっても上手くいったわけですから。
そういう当時と今との違いやズレ、そういうものを何も考えずに、ただ素直に「なるほどなるほど」と読んでしまうと、失敗するわけです。
できない理由を探す
次に2つ目はこの真逆で、ひねくれた読み方です。
先程のお互いの立場が違うとかスタートが違うことに目が行くようになった人が、やりがちな読み方なんですけど、これもダメなんですよね。
例えば「そりゃあ、あなたはそう言うけど、今は時代が違うんだよ」とか「いやいや、そもそもあなたは物凄いお金を持ってスタートしたじゃん」とか、
そういう風に相手と自分の違いばかりに目がいって、だから自分はできないという捉え方をしてしまう人も多いです。
もちろんその違いに気付くことは大事なんですけど、この世の中に自分と全く同じ環境、同じ状態の人がいるわけないので、
「自分には使えない」って言ってたら、いつまでたっても自分の成功法則なんか見つからないんですよね。
だからそういう意味でも自分と相手の違いばかり、そういう重箱の隅みたいな所を突くような読み方はやってはいけない読み方です。
テクニックを求める
最後に3つ目はテクニックを求める読み方です。
たくさん読まれたことのある方は気付いていると思うんですけど、自己啓発本に書いてあることは大体一緒なんですよ。大体がマインド論なんですね。
考え方とか心構えとか、そのマインドセットありきで、具体的にこういう行動すればいいよというのは書いてあったとしても、その具体的な部分ばかり追い求めてしまうのはいけないんですよ。
例えばこういう to do リストを作ればいいのか、こういう生活習慣をすればいいのか、こういうお金の使い方をすればいいのか、という一番最後のアウトプットされている枝葉の部分のテクニックばかり追い求めて読むと、
先ほどの話のように自分には使えないとか、その作者の状況では成功したけど、今やっても上手くいかないものが多いわけです。
そしてそういうものばかり学んでしまうんですよね。
例えば、インターネットの広告なんかは、物凄くスピードが速いんですよ。
この広告がすごく費用対効果が良いという話が出回る頃には、もう費用対効果が悪くなっていってるんですね。
費用対効果が良いと思ったらみんなが飛びつくわけですけど、元々のパイの大きさは限られているので、取り合いになってどんどん状況が悪くなるんですよね。
その頃にはもう別のところが美味しくなっているとか、別のところをみんな探したりするわけです。
そういう風にこの流れが速くて変化の多い時代に本というのは、結構昔のことが書かれていることが多いですから、リアルタイムじゃない情報のテクニック論ばかり多い求めても本当に意味がないんですよ。
テクニック論を追い求める人というのは、裏を返せば全然本質に目が行ってないとか、自分で考えてないということなんですね。
そういう見方をしても失敗するわけです。
自己啓発本の正しい読み方
情報を咀嚼する
だから大事なのは、その本に書いてあることの一番のエッセンス(本質)の部分を読み取ることなんですね。
そして自分がそれを使うなら、もしくはその環境にもし自分が置かれたらどう考えるだろうかとか、
作者と読者は別の立場の人間なんですから、その間を埋める部分を自分で考えて繋げるという行為が必要なわけです。
これが情報を咀嚼するということですよね。
咀嚼して飲み込んで吸収する。自分のものにする。これは自分の頭を使ってやるしかないんですよ。
例えばですけど、成功法則のそのストーリーの中で、この人はこんなひどいことがありました、だけどゴミ拾いをして、そのゴミを売って生計を立てて、立ち直ったという話があるとします。
そこでテクニックばかり追い求めてしまうと、「じゃあお金をかけずにタダで手に入るようなもので商売すればいいのか」って思ってしまうわけですね。
でもそういうリサイクル事業が美味しいというのは、もうみんな気付いちゃったから、今から参入なんかできるわけないんですよ。
そうやってタダで手に入って、タダで美味しい思いができるんだったら、苦労して空き缶を集めてる人なんかいないですよね。
ならそこを真似するのではなくて、その状況に陥った人が、今できることから考えたとか、今の自分に出来る範囲のことをしっかりやって、
そこからさらに効率化するために、成果を大きくするためにどういう行動をしたとか、こっちの方に目を向けないといけないんですよね。
だけどなかなかそっちに目がいかず、リサイクルがいいのかとか、支払いを後にするテクニックがあるのかとか、こういう補助金があるのか、こういう風にしたらいいのかみたいな事になりやすいわけですよ。
そこを2匹目のドジョウを狙って、真似したところで意味はないので、成功法則とかそういった本を読む場合は、
その人が上手くいったこと、上手くいかなかったこと全部含めて、その人の言ってることを自分だったらどう使えるだろうか、今の自分だったらどのようにして活用できるだろうか、応用できるだろうかを考えてみるんですね。
つまり今の自分に使える形にカスタマイズできるように考える行為が一番重要なわけです。
意図を考える
何よりその行為の時に一番大事なことは、「結局、何を言いたいのか」という相手の意図を理解することです。
意図とか本質を理解することができない人は、どんなビジネスやってもどんな人間関係でも上手くいかないんですよ。
冗談みたいな話ですけど、例えば「お水ある?」って聞いたら、これって水が本当に有るのか聞いてないじゃないですか。
持ってきてとか、ちょうだいっていうことが、言いたいわけですよね。これを本当に「あるよ」とか「ないよ」って言っちゃう人が本当にいるんですよね。
当然、そういう状態だと何も成功できないわけですよ。
「お水ある?」って言われたら、今この人はお水が欲しいんだなと考える。
そして何で欲しいんだろうか、あ、薬を飲みたいのか、じゃあコップに入れた方がいいな、とか氷は入れない方がいいなとか、常温がいいなとか、色々考えられるわけですよね。
じゃあ自分はどう行動しようかっていう風に、考えたことが自分の行動に反映されるわけです。
「お水ある?」って聞かれたら、お水ありますとかありませんと言っているのは論外だし、相手がお水を欲しがっているようだったら、とりあえずお水を持っていけばいいっていう風に方法だけ思い込んでしまうのもいけません。
実は、相手は水やりのためにバケツの水が欲しい場合だってあるからです。
結局、状況とかをその場その場で見極めて考えないといけないわけですよ。
考え方にフォーカスする
だから何をしたらいいという答えを求めることは非常に危険で、求めたところでしょうがないんですよ。
その答えに繋がるための考え方、方程式を学びましょうということです。
まあこれは数学とか、学校の勉強も一緒ですよね。教科書に載っている例文の答えを一生懸命暗記してもしょうがないわけです。
それよりも方程式を理解して、自分が問題を解けるようにすることが大事ですよね。
それとまったく同じで、成功法則の本とかを読んだときは、その人が書いているテクニックとか、この人はこうやって上手くいったなんてことを学ぶんじゃなくて、
どう考えるべきなのか、どのように受け取ればいいのかという考え方の基本の部分にフォーカスして、それを自分なりに考えて理解できるようになるような読み方をすれば、成功に近づけると思います。
それでは本日は以上となります。ありがとうございました。
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