どうもこんにちはGです。
今回は、欲から全ては始まるということについてお話したいと思います。
目次
欲しいものがない人が知っておくべき事実
「欲」とは行動のキッカケである
まず日本の教育において、「欲望」というのは、もうなんか欲望っていう言葉だけでいやらしいものとか、あまりよろしくはないものみたいな印象を持たれやすいじゃないですか。
「欲望が強い」とか「欲が強い人」という言葉は、いい意味では全然使われないですよね。
だけど欲というのは、全ての行動のきっかけになることですよね。
元々、三大欲求って言われるように睡眠欲と食欲と性欲みたいに、安心して安全な場所で睡眠をとりたい、体を休めたいっていう欲求や生命活動を維持するために、何か食べ物を食べたいっていう欲求。子孫を残して行きたいっていう性欲。
この欲があるからこそ、生き物は生存して繁栄できるわけですよね。
それに加えて人間は、もっと精神的にいろいろ進化していったので、人に褒められたいとか、より多くのものを所有したいとか、自分の好みのものを所有したいとか、美しいものを眺めたい、いろんな経験をしたい。
何にせよ欲望はあるわけですよ。
欲望に対して悪いイメージがある
ただその欲というのを持つことはいやらしい事だとか、ダメなことだ、厚かましい奴だ、みたいなそういう風潮を無意識にでも小さい頃から受け続けて、欲を出すこと自体を悪いことだと思っている。
つまりお金が欲しいって人前で言うことは恥ずかしいことだと思っている。そういう人は結構いらっしゃると思うんですよね。
考えて欲しいんですけど、たくさんの人の前で「何欲しい」とか「君何のため仕事してる」って聞かれたら「金が欲しいからっすよ」っていう人はあまりいないですよね。いないし言えないと思うんですよ。
でも本当はそうですよね。お金が貰えなかったら会社なんか行かないわけですよ。
だから本当はお金が欲しいんですね。
出世するのも、出世してより大きな責任の仕事をしたいかって言うと、それよりも出世したことによって得られるメリットがあるからですよね。
メリットがあるから責任の大きい仕事でも耐えられるみたいなもので、リターンもないのに責任の大きい仕事だけしたいわけじゃないと思うんですよ。
だから欲があるからこそ人間は頑張れるし動けるんですよね。
欲しいものがない人の特徴
一方で、若い人って言うと変ですけど、あまり欲を出さない人。
生まれた時から結構すでにいろんなものが満たされてるから、なんか物凄くこれがしたいです、これが欲しいです、これが食べたいですっていうのを持ってない人は最近多いと思うんですよね。
「何食べたい?」って聞かれても「何でもいいっすよ。まあ美味しければ」とか「そんなに高くなければ」と言ってしまうのは、これだいぶ欲が鈍ってるんですよね。
腹が減ってたら、めっちゃ食いたいです、肉食いたいですとか、欲があるはずなんですよ。
でも中途半端に満たされ続け過ぎて、なんか牙を抜かれた獣みたいになって、欲が鈍ってる人ってすごく多いと思うんですよ。
欲を持つのは良いこと
でも欲というのは大事なことで、欲を持つことはいいことなんですよね。
悪いことというのは、その欲を満たすために、人の足をひっぱったり人を騙したり、人から奪ったり人に嘘をついたりっていう風に人を不幸にしてまで自分の欲を叶えようとする行為がいけないのであって、欲そのものは何一つ悪くないことなんですよね。
でもこれが何か混同されると言うか、欲を叶えるために悪いことするんでしょみたいな。
例えばお金持ちを見て、なんかズルいとか、上手いことやりやがってみたいな感じで見えるのもそういうことですよね。
お金を持ってる人に対して、ズルいとか、なんか人より悪いことしたんじゃないのみたいな考えがセットになっているから、人は間違うんですよ。
欲は欲で必要なこと。人間にとっての原動力で良いことであって、悪いのはその叶え方を間違った時が悪いだけなんですよ。
欲望と幸せの関係
それは本当に欲しいもの?
起業する人とか、自分の夢を果たしたい人に是非聞いて欲しいんですけど、最初から大きな社会的なビジョンとか理想像なんか持たなくていいんですよね。
なんか起業する前から、発展途上国に学校を作りたいですとか、子供たちを笑顔にしたいですっていう人も結構いるんですよ。
それ自体は素晴らしいことだと思うんですけど、そういうのがある人は持ってればいいんですけど、なんか自分の欲望を出すのが嫌だから、取ってつけたようにそういう未来のために人々のためにって言っちゃう人もいるんですよね。
でもそんなのはいらないし、そんなビジョンを持っても無駄なんですよ。
無駄というか、例えば自分レベルの欲望を叶えられない人が他人や社会の欲を満たすのは無理なんですよね。
それこそ成功者とか、大成功してるビルゲイツとかジョブスとか孫正義だって、
最初は自分の会社の売上とか、自分の面白さっていうところからビジネス始めてるわけですよ。
スタートの時点から世界を変えたいとかそんなことは思ってなかったんですよね。
最初は自分を満たす
まずは自分の欲望を満たす。
その上で、次のステップとして見えてくるものがある。自分ができることが広がっていく。
そしてお金も成功体験も能力も増えてるから、もう一つ大きな欲も満たせる。
これをだんだん階段状に繰り返していって、どんどん力を蓄え、お金を蓄え、影響力、成功力を高めた時に、もっと大きな社会的な欲望とか世界を変えたい、人々を救いたいみたいなことを実際にできるようになるわけですよ。
だから小さな自分自身も幸せにできない奴が、他人を幸せになんてできないんですよ。
まずは自分自身を幸せにする。自分の欲を満たすことをまずやらなきゃいけないんですよね。
今の思考は「今の自分」がベースになっている
日本ではずっと衣食足りて礼節を知るとか、貧すれば鈍するっていう言葉があるように、やはり無い時は無い自分がベースで考えてしまうんですね。
お金がない、食べ物がない、欲望を叶えられない、自分に実力がない、友達がいない、そういった時の自分はそれベースで考えてしまうから、自分がないものを求めることが精一杯なんですよね。
だからそれも満たせてないうちに、世界がとか、そんなのは言っても無理だし無駄なんですよね。
だからまずは自分の欲を叶える。
ただその欲を自分も人も幸せ幸せにする方法で叶えることがすごい大事なんですよね。
自分も人も幸せにする。だから近江商人が「三方良し」とか、斎藤一人さんが「四方良し」とか言うように、人を不幸にして自分が利益上げたなら、それは商売ではなくて略奪なんですよね。
相手も幸せになる、自分も幸せになる。そしてその周りの人も幸せになる。社会も幸せになる神様も幸せになるみたいな、そういうのを目指せみたいな話じゃないですか。
そういうのをやって一つ叶えれば、次の自分の欲望という自分自身の本当の気持ち、次の気持ちが見えるんですよね。
そしたらそれをまた満たせばいい。そしたらもう一つ高い自分の欲望が見えるんですよ。
だからそれを繰り返していけば、どんどん上に行けるんですよね。
欲のために努力をしたくない場合
ただ欲を叶えるために努力するのは確かに大変です。
なぜならその欲と欲を叶える努力というのは、物々交換みたいなものだから、欲を叶えるためにはやっぱり自分が汗かかなきゃいけないんですよね。
汗かくのは嫌だから欲を諦めるみたいな人、「欲の叶えたさ55%・何もしたくなさ45%」みたいな人すごく多いと思うんですよ。
もうやんなくていいや、今日は気分じゃないや、みたいなことになりやすいんですよね。
まあそれはしょうがないというか、それはもうそれぐらいしか欲しくない事は叶わないんですよね。
だからしょうがないっちゃしょうがないんですよ。
それ自体は悪いことではないんですね。欲しくもないものの為に人は頑張れないので。
欲の中身を人と比べる必要はない
ただ、もうこれ以上はいらないな、もうこんなんでいいんじゃないっていうのが、その人の限界ではあるわけですよ。
この限界は人それぞれであって、その限界が多いからいいとか、限界が小さいから悪いとか、そういう話ではないんですよね。
みんなが無限のような欲望を持ってたら、それは世界中逆に戦争になりそうな話なんですよね。
とんでもなく欲望の量が大きい、力が強い、そして抽象度が高い人が、結局社長になったり政治家になったり、世の中を変えるポジションに進んでしまうんですよね。
でもそれはそれで良い話なんですよ。
逆に小さくてもそれはそれで良い話なんですよ。それは人と比べる話じゃないので。
家族を食わせなきゃいけないっていう欲でも全然いいんですよね。
親の面倒を見なきゃいけない。見なきゃ自分自身の気持ちが悪いとか、ダメな奴って言われる、相手に批判される。
だから批判されたくないからやらざるを得ない。こんな欲でも全然構わないんですよ。
欲しいものがない人が幸せになる方法
人間はちゃんと自分の欲で動いている、それこそが行動する燃料、きっかけなんだから、もっと自分のやりたいこと、自分が欲しいもの、したいことについて、強めの欲を持った方がいいんですね。
それをもっと素直に前に出して、自分に正直になって、それを叶える為に人生を計画した方が、その人も幸せになるし、結果としてその人が欲を叶えれば、周りの人もきっと潤うんですよね。
それで周りの人も幸せになる。結果としてみんな幸せになるんですよ。
でも欲を叶えずに何か言い訳をして理由をつけて行動しないと、その人も満たされないし、満たされないということは、周りに溢れ出るおこぼれが発生しないわけなので、周りの人も特に何も手に入らない状態になるわけですよ。
満たされれば溢れるんですよね。溢れれば周りの人に届くんですよ。
そうすると、自分が幸せになればなるほど、周りの人も幸せになるんですよね。
一方で、自分が閉じこもれば閉じこもるほど、自分も不幸になるし、周りの人も不幸になるんですよね。
だからまず強い欲を持ってそれを満たすために努力しましょうと。自分を満たしましょう。自分を幸せにしましょう。
それが周りの人も幸せにする近道だからっていう話でした。
それでは今回は以上となります。ありがとうございました。