どうもこんにちはGです。
今回は、注意された時に辛い思いをせず前向きになるためにということについてお話したいと思います。
目次
上司に怒られるのが怖い人
本来は「怖い」という感情は生まれない
普段仕事をしていると、ミスをすることもあるだろうし、ミスをしたら注意されることはあると思うんですよ。
それは仕方がないとしても、それを注意された時に、言われ方が悪かったり、なんか辛い思いをしたり、逆に腹が立ったりっていうネガティブな感情が発生してしまうこともあると思うんですよ。
本来、それはあってはいけない話なんですね。
だって自分が何かミスをして、それに対して注意を受けているのに、その注意の伝え方とかに対して、腹を立てたり素直に受け取れなかったり、
逆になんか受け止めすぎて悲しくなったりするのは、本来の意図とは違ってきてるはずなんですよ。
だけどそうなってしまうことがあると。
それでもネガティブな感情(怖い)が生まれてしまう理由
それは何故かを考えると、その注意してる側の先輩とか上司というのが、ちゃんと「叱る」と「怒る」の区別が出来てない事があるんですね。
まあ「叱る」と「怒る」が違うというのは、もう勉強家の人は誰でも知ってるような話だと思うんですけど、念のため一応説明しますと、
「叱る」というのは、相手のいけないところを指摘して、どうするべきなのかをちゃんと説明してくれて、これからはそういったミスをしないように諭してくれるという風な行為のことなんですね。
その時に、その叱る本人の感情は乗ってないはずなんですよ。
逆に感情が乗ってしまって、お前なにやってんだ、だめじゃないか、前も言っただろうっていうのは、単に怒ってるんですね。
相手がミスをしたっていう、そのことをトリガーにして、自分の感情を爆発させてそれを相手にぶつけるだけの行為、これが「怒る」なわけです。
でもその怒るきっかけが、相手のミスなので、なんかその怒りに正当性があるように見えてしまうんですよね。
少なくとも怒る本人はそう思ってしまうんですよ。相手が悪いから自分が腹を立ててるんだと。
だから、この怒りは相手にぶつけないといけないっていう、非常に自分の感情とやるべきことがごっちゃになってしまって、
上司が決して取るべきではない態度というのが「怒る」っていう態度なんですよね。
この2つをちゃんと理解していない、ちゃんと区別がついていないことも多々あるんですよ。
そうなると、優秀な上司というのはちゃんと叱ってくれるんですけど、ダメな上司というのは怒ってくるんですよね。
こうして「怖い」は生まれる
で、怒られた時にだいたい怒られた側は、その腹が立ったり悲しすぎたりもう仕事が嫌になったりっていうネガティブな感情が発生するわけです。
大体、その何がいけなかったのかっていう話をちゃんとミスの後に話をされて、これからどうすべきかっていうのは淡々と説明されたら、腹なんか立ちようがないんですよね。
自分がこれからどうするっていう前向きな話をしてるわけですから。
だけど腹が立つとか、なんか叱られて悲しいとかの感情が動かされるっていうのは、自分が勘違いをしているか、相手の叱りすら理解していないか、
もしくは相手の怒りという感情をぶつけられて、自分の感情が動いているかなんですよね。
感情が動くきっかけというのは、他の人の感情がぶつけられることがすごく大きいんですよ。
怒ってる人に怒鳴りつけられたら、やっぱり怖くなったり、悲しくなったり、なんで怒鳴るんだって自分も腹が立ったり、ニュートラルな感情から動きますよね。
でも相手が淡々とニュートラルに自然体で話しかけてきた時に、突然こっちが悲しくなったり怒ったりっていうのは、なかなか起きないと思うんですよ。
つまり感情が動くきっかけというのは、他人の感情をぶつけられることだったりするんですよ。
だから注意された時になんかすごいネガティブな感情が発生したり腹が立ったり悲しくなったり、嫌になったりする時って、相手がちゃんと叱れてなくて怒ってきている。
上手に注意ができてないから、自分がそういう目に遭ってることが、ままあるわけですよ。
上司に怒られたときの対応の仕方
「怒り」の感情を受け取らない
なので相手に注意を受けてる時に自分がすごく嫌な気分になったら、ちょっと考えて欲しいんですよね。
もしかして叱られてるんじゃなくて、単にこの人の感情の爆発をぶつけられてるだけじゃないのかなと。
相手が上手に叱れてなくて、怒ってるだけでガミガミ言われてるから自分はこんなに悲しいし、ショックだし嫌なんじゃないかって思って欲しいんですね。
そうすると、ある意味自分の気持ちも穏やかになるんですよ。
相手が叱ってるのか怒ってるのかを考えて、叱られてる部分、つまり自分をちゃんと注意してくれてる部分だけを受け止める。
そうじゃなくて、相手が怒りを爆発させてぶつけてきてる感情の部分はスルーすればいいんですよ。
そうしないと、怒りの部分まで受け取ると、ものすごく自分も傷つくんですよね。
叱られるのが好きというか、注意されるのが好きな人はあんまりいないと思うんですよ。
でも必要なことであれば受けるべきですよね。
ただその怒りの感情とか、相手の悪い感情まで受ける必要はないんですよ。
「相手も人間」と考える
もう一つ考えて欲しいんですけど、その叱ってくる相手と言っても、所詮は人間だし、自分より数年か、十数年か経験とかがあるだけのただの人間なんですね。
仕事上は自分より経験もあって知識もあるかもしれないですけど、怒り方、叱り方みたいな注意の仕方を理解してるかどうかとか、
相手の感情まで理解して行動できる人かどうかという人間性においてはまた別の話になるわけですよ。
だから相手が上手に叱れない、もう感情を爆発させてしまうとしても、それはそれでしょうがないことだと思った方がこっちの気が楽なんですね。
上司に腹が立ってしまう意外な理由
つまり「あんな言い方はないじゃないか」とか「あの人はもう怒鳴ってるだけ」みたいに思うと思うんですけど、
それは裏返せば、その上司に期待しちゃってるって事なんですね。
上手に叱ってくれることを期待している。凄い完璧な人間であることを上の人に期待しちゃってるわけですよ。
そうならずに向こうが感情的に叱ってきたりすると、「なんだよあのおっさん」みたいに腹が立つんですよね。
そういう意味で言うと、お互い様なんですよ。
怒りの感情とか、そういうがっかりする感情とか、そういったものは相手に期待してるからこそ発生する感情なんですよね。
ということは、上司に何か優しくしてほしいとか、もっと上手に叱って欲しいとか、自分をわかってほしいっていう変な期待を投げちゃってるんですよ。
それがあるから、逆にそうはならなくて自分も辛いと。
だから変な期待をそんな上司とか会社の人に持つべきじゃないんですよ。
期待すればするほど、勝手に裏切られるというか、勝手に期待するから勝手に裏切られて勝手に辛いってだけですからね。
相手もただの人間、数年自分より経験があるだけの人間、そしたら上手に叱れなくたってしょうがないじゃないかと。
相手が言ってることの正当性っていうか、確かにそれはその通りですねっていうところだけをちゃんと聞く。
悪いところは悪いと認める
ただ自分に都合よく解釈するということではないですよ。
悪いところはちゃんと素直に悪いと認めて、ちゃんと聞く。
ただ相手がなんかひたすらネチネチと言ってきたり、グチグチ言ってきたり怒鳴ってきたりするような、負の感情をぶつけてくるところはもうスルーした方がいい、そういうぐらいの話なんですよね。
ということを頭の片隅に置いといてもらうと、会社で強く注意された、それは叱られたのか、怒られたのかは分からないですけど、
なんか人にわーって言われた、これは家庭の中でもありそうですね、奥さんとかもしくは親とかに言われたときに、そのまま感情的に腹を立てたり反応するのではなく、
この人はこういう伝え方をしてるけど、それはその人のは未熟さと言うか、その人がうまく伝えられてないだけで、相手が本当に言いたいのはここなんだなという
その伝えたいエッセンスの部分だけを受け取るようにすれば、こちらも辛くないし、人間関係も良くなっていくんですね。
上司が怒るのも期待をしているから
結局、相手が怒ってるのもこちらに期待してるからなんですよね。
期待してるものは裏切られたと思うから腹を立ててるわけで、その腹を立てて出てきた二次感情である怒りに反応していたら、やっぱりもうその解決法のない二次感情、
枝葉の部分だけをぶつけ合って喧嘩したらもう終わりがないわけですよ。
そうじゃなくて、怒りの感情を生み出しているもっと前の期待という部分を見て、この人は何でこんな怒ってんだろうとか、何をすればよかったんだろうっていうことを理解するようになれば。
さっき言った人間関係がどんどん良くなっていく、少なくともトラブルが起きにくくなっていくと思います。
それでは今回は以上となります。ありがとうございました。
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