どうもこんにちはGです。
今回は本の読み方についてお話をしたいと思います。
乱読と精読はどちらが良いか
本の読み方には、「乱読」と「精読」があるんですね。
乱読とは、色々な本を食い散らかすようにたくさん読む方法です。
精読とは、一冊の本を集中して何度も繰り返し読む方法です。
成功している人の中では、乱読がいいという人もいるし、精読がいいという人もいるんですよね。
だから私もサラリーマンの頃は、どちらの読み方がいいのか迷ったことがありました。
当時、楽天の三木谷社長は「乱読のススメ」みたいなことを何かのインタビューで答えてたんですね。
毎月、沢山の本を取り寄せて、ひたすら読むそうです。
気になったところは切り抜いたりして、もう一回読み終わった本は、二度と読むことはほとんどないみたいです。
一方で、一般的な知名度はないですが、マーケティングの分野では凄い有名な人は、精読をするそうなんですね。
もう作者と対話をするかの如く、行間までも考えながら読むらしいです。
規模感は違うとは言え、どちらも成功してる人なんですよ。
それなのに読書のやり方が全然違うんですね。
だから乱読した方がいいのか、精読をした方がいいのかを迷っていた時期がありました。
それから20年近く経った今でも、たまに若い人に本はどういう読み方をしたらいいか質問を受けることがあるんですね。
そこで成功したくて本を読んでる人が、どちらの読み方が効率的なのかお話をしたいと思います。
本の正しい読み方
その本を読む目的は何か?
結論から言えば、その本を読む目的次第だと思います。
そもそも本を読むことが目的となっていることはあまりないですよね。
その本を読むことで、何か手に入れたいものがあるわけじゃないですか。
例えば小説や漫画だったら、ストーリーを楽しみたい、カタルシスを得たい、そういうドキドキやワクワクを感じたくて読みますよね。
ビジネス書であれば、何か今の自分に足りない情報やスキルを得ようとして読みますよね。
だから本によって目的が色々あるはずなんですよ。
ここを置き去りにして、どのような読み方をすればを語ること自体がナンセンスなんですよね。
だからまずは本を読む目的をしっかり考えて欲しいんですよ。
乱読のメリット
乱読の場合は、色々な情報を手に入れることができます。
あの人はこんなことを言っている、あそこではこういう事例があった、そういった情報が入ってきますよね。
情報というのは、自分がものを考えるパーツになるんですね。
結局、新しいアイデアというのは、自分の頭の中にある情報のパーツの組み合わせでしかないわけです。
だから自分の頭の中にパーツを溜め込むという意味では、乱読が凄くいいわけですよ。
精読のメリット
精読の場合は、その本のテーマを身につけたいときに有効です。
そこに書かれている技術や能力、そういったものを自分に刻み込むことができる読み方です。
例えば、教科書みたいなものは、書かれているものをしっかりと系統立てて身につける必要がありますよね。
そういった目的の場合は精読するべきなんですよ。
教科書を読み散らかして賢くなることは絶対ないわけです。
ちゃんと最初の基礎的な理論から、事例、応用、発展という風に順序立てて、しっかりと学んで身につけていくことで、自分自身の中にスキルが生まれるわけですよね。
これを自分が興味あるからといって、発展の部分とか応用の部分だけ読んだところで、理解もできないし使えないわけですよ。
だから乱読では意味がないんですね。
成功したい人の読書の方法
乱読と精読を使い分ける
何か自分が求めているテーマがあって、それを身につけたいなら精読の方がいいです。
技術書とまではいかなくても、本の中身を自分にコピーしようと思った時は、乱読よりも精読をするべきです。
一方で、何か自分の中に問題があって、その問題を解決するためのヒントが欲しいときには乱読の方がいいです。
自分自身の全般的な底上げをしたい場合は、色々な情報を取り込む事に非常に価値があるんですよね。
やはり人間は自分の頭の中の材料でしかものを考えられません。
だからその材料があればある程、色々なアイデアや解決法が出せるんですね。
ということは乱読をして色々な知識を入れておくことは、自分の引き出しを増やすと言うか、懐を広げる効果があるわけです。
そもそもの目的を忘れない
つまり乱読がいいのか、精読がいいのか、多読がいいのか、速読がいいのかみたいな話すら間違っているんですね。
本来の目的を忘れて本を読む技術に注目してしまっているからです。
今の時代、読書に限らず「どっちのやり方がいいんだろう」と迷ってしまうことはたくさんあると思います。
ただ「そもそもの目的は何か」というところに注目すると、どの手段を選ぶのが一番正しいかは見えてくるんですね。
そしてそれは一個の答えではなく、全て目的次第で変わっていくわけです。
そういう考え方を持って行動してもらえたら、成功に近づけると思います。
では今回は以上となります。ありがとうございました。
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