どうもこんにちはGです。
ネットや本では、「人生は何度でもやり直せる」みたいに書かれているものが多いですよね。
ただ現実問題として、人生はやり直すことができないんですね。
その理由とどうすればいいかについてお話をしていきます。
人生はやり直せない理由
「人生はやり直せる」は嘘
もちろん、いま落ち込んでいる人が、「人生はやり直せる」というメッセージで、やる気を出すこと自体は良いことだと思います。
それこそ「今の日本はやり直しがきかない。もう人生終わりだ」みたいに絶望したままなら、何もできなくなってしまうからです。
だけど間違えないで欲しいのは、やはり人生はやり直すことはできないんですよね。
なぜなら前にやったことは消えないからです。
仮にやり直せると思って、もう一度チャレンジしたとしましょう。そして今度は成功することができました。
だけどそれは似て非なるものを手に入れただけなんですよね。
つまり再チャレンジは何度でもできるけど、やり直しているわけではないんですね。
過去はやり直せない
例えば、高校生の時に彼女がいなかった人が、大人になって「高校生のときに恋愛を経験したかった」と後悔している場合。
学校帰りにマックでテスト勉強したかったとか、フードコートでデートしたかったとか、甘酸っぱい青春時代の恋愛を求めても、もう高校生には戻れないじゃないですか。
仮に今から頑張って彼女を作って、その彼女と念願のデートができたとしても、相手も自分も大人なわけですから、それは社会人同士のデートになってしまいますよね。
本来、一番最初に欲しかった高校生同士の純情なデートというのは叶わないわけです。
だからと言って高校生の彼女を作ろうとしたら通報されてしまいますよね(笑)。
これは友達関係も一緒で、学校生活で形成された何の損得もないような友達と社会に出てから繋がる友達とでは関係性が全然違いますよね。
仮に「もっと友達と遊びたかった」と思って、大人になってから遊ぼうとしても、10代の頃の体力が無限にあるような遊び方はできないじゃないですか。
できるのは大人の友達との大人の遊び方だけなんですね。
このように似て非なるものは得られるかもしれないけど、やり直したわけではないんですね。
つまりやり直して当時のものをそのまま手に入れられるわけではないということです。
再構築と元通りは違う
今回は恋愛や友人の話でしたが、これは仕事でもお金でも大体同じなんですね。
そのとき欲しかったものは、そのときに欲しかったわけです。
後になって再チャレンジをして手に入れたとしても、そのとき欲しかったものが手に入ったわけではないんですね。
まあ欲しいものが車や時計だったら、夢が叶って手に入れたと言えるかもしれません。
だけどそれに関しては、別にやり直したわけではないですよね。
願い続けて手に入れたというだけなので、人生をやり直しているとは言えないわけです。
ことわざで「覆水盆に返らず」とあるように、一度壊れてしまったものはもう直せないわけですよ。
例えば自分の未熟さで人を傷つけてしまった場合、「何度でもやり直せる」と思ってその相手にしつこくアプローチしてしまうのは、ストーカー行為ですよね。
たとえ相手がそれを受け入れてくれたとしても、その人を傷つけた事実は消えないわけですよ。
こういう意味でも、やり直したとは言わないんですよね。
新しく再チャレンジして、再構築はできるかもしれないけれど、元通りには戻らないわけです。
そういったことから考えても、「人生はやり直せる」と安易に考えるのは非常に危険だと思います。
人生はやり直せないから今からできること
ビジネスの世界においては、後で再チャレンジして、以前出せなかった成果を出すことができることが多々あります。
だからビジネスの世界においては、たくさん失敗して、どんどん再チャレンジして欲しいと思うんですけど、人生全般で言えば、多くのことはやり直しはできません。
だからいつも「今回だけ」という風に考えて、本気でやっていく必要があるんですね。
結局、今回ダメだったら来年があるみたいな「また今度頑張ろう的な発想」というのは、失敗を招くんですよね。
それはもう二度とやり直しが人生の中でできないことなんですよ。
だから常にもう次はないと。いつも今だけだと考える。
例えば今の仕事に不満があって、この会社も辞めてしまえばリセットできるし、やり直せるから適当でいいやみたいには考えない方がいいんですね。
たとえ会社を辞めて転職したとしても、それはやり直しとは言えないからです。
年齢を取って社会的な価値が下がった状態、言うなれば市場価値が下がった状態で次にいってるだけなんですね。
だからやり直しはできないから、次はないと思って、いま自分がやれる最大のことをやり続けることが大切です。
それでは今回は以上となります。ありがとうございました。
しっかり本気を出して失敗したから後悔してるんですよね。
それで失敗してあと70年くらい後悔して生きていかなきゃならないんですよね?
チューリングさん、コメントありがとうございます!
うまくいかなかった時点を「失敗」と定義したとして、そこでストップしたら確かに失敗ですね。
それを成功までの通過点としたら、それは過程の中の試行錯誤のひとつになるので、失敗とは言わないですよね。
ずっと後悔するのもしんどい話ですし、形を変えて再チャレンジされたほうが楽しいんじゃないでしょうか?