成功体験がないことのメリット!成功体験が欲しい人が誤解していること

どうもこんにちはGです。
今回は自分の成功体験に固執しないという話をしたいと思います。

成功体験はない方がいい

成功体験がある人の末路

私は色々な方に色々な内容のアドバイスやコンサルティングをするんですけど、その中で営業方法についてガッツリと教えた人がいたんですね。

その人から「困ったことがあったんです」と連絡が来たんですよ。

聞いてみると、「前に習って、うまくいった方法をちゃんとやっているのに、どうにも今うまくいかないんです」という相談だったんですよね。

確認してみると、その人に営業ノウハウを叩き込んで、実践をさせたのは東京なんですよね。でも今いるのは、地方の小さい都市なんですよ。

つまり東京とかの場合は、ターゲット(見込み客)が物凄く沢山いるんですね。

なんとか説き伏せて説明して、口説き落とすよりも、そもそも興味のある人に当たるまで次へ次へっていった方がいいんですよ。

そういう手法を本人も学んでたし、それで結果も出してたんですよね。

ところが彼は、今の地方都市に行っても、同じことをやってたっぽいんですよ。

でも地方都市というのは、そもそもの見込み客になる人間の数が少ないんですよね。

そういう浅い「興味があればどうぞ」みたいな営業方法でいくと、ほとんどの人が興味ありませんとか、興味はないことはないけど、わざわざ聞こうとは思いませんっていう形で話が終わってしまうんですよね。

それを繰り返してて、「ちっとも成果が出ないんです。Gさんどうしたらいいんでしょう」みたいに言われたんですよ。

成功体験のある人に欠けていた視点

ターゲットの属性とか数とか、そういう地域的なもの、環境的なものは変わっているということを無視して、自分が習った方法、自分がうまくいった方法をただ繰り返してたんですね。

そんな愚直さを褒めていいものやら、バカにしていいものやら、ちょっと悩んでしまったんですけど、やはり思考停止してたんだろうなと思うんですよ。

人の少ない地方都市においては、そんな「今すぐ客」じゃなくても、よく言われる「まだまだ客」とか「これから客」という人を育てていってでも、将来的にお客さんにする観点も必要なんですよね。

だから「興味ありますか」っていきなりいくんじゃなくて、「自分はこういうことをしています。今こういったことを考えて、お声をかけさせてもらったんですけど、もしご興味があれば資料だけでも置いておきます」みたいな感じで、今すぐ買ってもらうとせずに、関係性をじっくり作っていくことをやった方がいいわけですよ。

そういう風に母数を広げていけば、そのうちに向こうの方から「ちょっとこういうことが起きたんで、おたくの商品役に立つかしら」っていう話が出てきたりとかして、その中からお客さんが見つけられるんですよね。

でも例えば東京とかなら、本当にひたすら「今すぐ欲しい人」って数千人にあたれば、やはり何人かは買うわけですよ。

毎日数千人にあたればいいだけなので、その方が効率が良かったんですよ。

という風に人間は、自分がうまくいったこともうまくいってないことも自分の経験として学ぶので、それが正しいことという風に自分の中ではなるんですよね。

だから他の情報を他の人に言われたりとか、何かで読んだとしても、自分の中の正しいか正しくないかに当てはめて考えて、それは違うんじゃないかなとか、それは効率が良くないよって思いがちじゃないですか。

でもよく言われる「時と場合」みたいなもので、そういったものは変わるんですよね。

そしたら「うまくいった方法はこれだから、俺はこれを繰り返せばいいんだ」みたいに成功体験にこだわるのではなく、お客さんの数とか環境とか、地域性とかニーズとか、そういったものを考えた上で自分の持っている手法は最適なのかどうかを常に見つめ直す必要があるんですね。

それを自分自身に問いかけていれば、東京のままのやり方ではダメだということに自ら気付けたと思うんですよね。

でもそこにまでは考えが至らないから、自分流の成功体験をやって「あれ、うまくいかない。どうしてだろう」ってなるわけですよ。

成功体験が欲しい人が誤解していること

この様に説明されると「そりゃそうじゃん。なんで気づかないんだ。バカだな」って思いがちですけれど、意外と多くの人が、自分事になるとそこを見逃すんですよ。

「まあ年末ですしね」とか「今忙しいですからね」とかそういう変なところに理由を自分で探してしまうんですよね。

うまくいかない理由は地域性の差ではなくシーズンの差みたいなことにしてしまって、今日を終わらせてしまう。

他人のせいにするから、次はどうしようっていう風にならない。

年を明ければうまくいくんじゃないかっていう希望的観測だけで話を進めてしまうから、おそらく来月もうまくいかないんですよ。

うまくいかない営業マンというのは、そういうことをやるんですよね。

何があろうとも、人のせいとか外部要因のせいにした時点で、本人はもう思考停止しているので、何もしてないのと一緒なんですね。

だから常に自分のやっていること、自分の考えてることに全ての原因があると思って行動しないといけない。

自分の行動する原因、根本というか基準となっている背景的なものが変わった場合、ロジックもちゃんと変えていかないといけないわけですよね。

ということから見てもわかるように、自分がうまくいったことを「自分の中の正しいもの」に据えることは、ある種、危険も伴うということなんです。

成功体験がない人はどうすればいいか

自分が正しいと思わない

みんなよく老害とか、古い人は頭が固いとか、頑固な人はどうのこうのって毛嫌いするじゃないですか。

自分流の正解を押し付けてくる人って嫌いじゃないですか。

嫌いなくせに、自分自身に関して言えば柔軟性はあまりないんですよね。

人に押し付けないかもしれないけれど、自分の中に持っている正解を疑わないんですよ。

今、本当にみんなそうなんですけど、自分自身が正しいと思ってるんですよ。

世の中賢い人とか賢くない人も色々いるけど、自分が一番正しくて自分が基準という風に世の中を見ています。

そうなると、あまり自分が今正しいというか、自分が安定した存在だと思っていたら、そこから上にも下にもあまりいかないんですよね。

自分の意思の力で上にいこうと思うから、勉強したり成長したりはするでしょうけど、それも結局、自分の成長スピード、自分の学習スピードに依存してしまうんですよ。

だけど自分の中に軸を置かずに、物凄く成長している人とか物凄くハイパフォーマンスを出す人を軸として、その人に比べて自分は劣っている、自分は努力できてないって風に思うと、向こうに合わせていけるじゃないですか。

すると今の自分が大事に守るべきものじゃなくなるから、どんどん進んでいけるわけなんですよ。

だから短期間で成果を出したかったら、それくらいの発想を持った方がいいんですよね。

思考停止せずに考える

これはちょっとプラスアルファのお話になりましたけど、今回の話として、自分の成功体験に固執してしまうと、いろんなものを見逃しやすい。

正しいと思い込むことは、思考停止につながるので常に疑う。考える。

周りの環境とか視野を広く取って、色々な状況を考えた上で、いま自分が取るべきことを考えるのが、最適であり成果を出せることに繋がるというお話でした。

それでは今回は以上となります。ありがとうございました。

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