どうもこんにちはGです。
今回は、参考書籍を選ぶ基準についてお話したいと思います。
本の選び方には基準がある
私はコンサルティングやビジネススクールとかで教えているわけなんですけど、その中で生徒の方から質問があったんですね。
その質問というのが、本から学ぶ際、トレンド性の高いような移り変わりの激しいジャンルだと、古い本は使えない場合があるので、どれぐらいの年月が経過したものを古いと認識していますかという趣旨だったんですね。
例えば、最近だとnoteが流行っていますよね。2019年の夏ぐらいに出た本もあれば、もうここ一か月以内に出た本もあるわけですよ。
で、どっちの本を読めばいいんだろうかっていう風に多分この人は悩まれたんですよね。
そういう風な感じで、例えばSEOについて知りたいと思ったら、SEOの本も数限りなく出ているんですよ。
レビューの良さで選べばいいのか、でもこの本って5年前の本だし、5年前のSEOのやり方ってどうなんだろうってなりますよね。
だから今回は、その参考書籍を選ぶ一つの指針として、こういう考え方がありますよっていうのをお話したいと思います。
新しい分野を本から学ぶ上で気を付けるべきこと
まず移り変わりの激しいジャンルで、どれぐらいの年月が経過したものを古いと認識しているかなんですけど、個人的にはネットの技術関係やお金儲け系は1年ぐらいで考えてます。
結局、1年以上経ったものは、その情報が良い情報であればあるほど、皆がそれを真似したり取り入れたりしてしまうんですね。
だから凄く効果があるものだったとしても、当たり前というか普通になってしまうことが多いんですね。
一方で、心理学のような人間の根本的な考え方とか、そういったものに関わる書籍は、もういくら古くても気にしないです。
逆に古ければ古いほど、それだけ長い間読み続けられているという意味で、価値があると思っています。
だから経営者の方とかが、ビジネス書を読み漁って最後に『五輪書』に辿り着いたり、孔子とか昔の人の本を読み始めたりするのも、それだけ長い間読み続けられるぐらいの真理がそこにあるからだと思うんですよね。
とは言っても現代のように特別の専門家でなくても本が出せる時代、特に電子書籍においては、「本だから大丈夫」と盲信せずに自分でその情報を精査する必要があります。
例えば最新の本よりも、1年前に書かれた本の方が、作者が優秀だった場合は当然いいことが書かれていますよね、
優秀じゃない作者が書いた新しい本より、優秀な作者が書いた古い本の方が良かったりするんですね。
だから「古い・新しい」という評価軸だけで選んでしまうのは良くないんですね。
私の場合は、そういう技術的なトレンドのある情報の本であれば、ここ一年ぐらいに出版されたものには、ほとんど目を通しています。
たくさん読むわけですけど、その時に読んでいる時に書かれている情報が、技術や仕様など日々変化するものなのか、購入者心理など普遍的なものなのか、どちらの情報なのかを判断しながら読んでいくんですよ。
技術や仕様など日々変化するものに関しては、それこそ1年前の情報は使えないことが多いんですよね。
でも購入者心理とか、そういった普遍的な物は古くても色褪せないわけですよ。
だから発行年度が古めの本は、そういった購入者心理など普遍的な情報をしっかりと読むようにするわけです。
で、技術的な話、インターフェースがどうとか、やり方がどうっていう話はもう流し読みでいいと思うんですよ。
時間ももったいないし、新しい本は両方をしっかり読めばいいんですよね。
この本でいいんだろうかとか、どっちがいいんだろうかみたいに本を選ぶことに迷ってしまうのは、時間がもったいないんですね。
だから古い本も新しい本も新旧いいとこ取りをするような気持ちで、可能な限りたくさん読むことが一番いい選択だと私は思います。
まあ今は電子書籍ですぐに本も買えますし、たくさん買うにはお金がっていう人は、Amazonなら書籍が読み放題のKindle Unlimitedもありますよね。
そういった一冊の本ではなくても、dマガジンや楽天マガジンのように雑誌が読み放題になるようなサービスも結構たくさんあります。
専門の雑誌に書かれている技術的な情報は、ずっと読んでおくだけで物凄く情報が詰まってるんですよね。
やはり情報は日進月歩で変わってきますから、一度学んだからといって3年後も5年後も使えるとは思わない方がいいんですよ。
だからたまに思いっきり本を買って、たまにインプットした、よし数年は大丈夫だって思うのではなくて、日々インプットし続けることは大事だと思います。
今回は以上となります。ありがとうございました。
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