どうもこんにちは G です。
今回は反応の違いが結果の違いということについてお話したいと思います。
ここでの反応というのは、自分が物事に対して見せる反応のことなんですね。
この反応の違いが、出来事の結果の違い、そして仕事の出来高、言っちゃえば人間関係、お金儲け、ビジネスの成功、そういったものの結果の違いに全部繋がっていくっていう話をします。
目次
運のいい人と悪い人の違い
法人コンサルでよく聞かれること
これは実際にあったお話なんですけど、私が企業の法人コンサルをやってる時に、よく聞かれる質問の一つが「いい人材を募集したいんだけど、どういう求人を出したらいいですか」っていうことなんですよ。
どこの会社もいい人材は欲しいわけです。
でも今は地方の企業というのは、たくさんの応募が来ないから、常に募集を出す羽目になるんですね。
多くの場合、その募集を出す時はコストがかかるんですよ。しかもコストをかけても人が来るかどうか分からないんですよね。
逆にコストをかけない募集もあるんですけど、それをやると当然あまりいい人が来なかったりもするんです。
だから経営者はその辺で悩むわけなんですね。
絶対の正解はない
コストをかけていい人が来るかどうかのチャレンジをするか。もしくはコストはかからない代わりにお金がかからないところで勝負するか。
でもどちらも正解はないというか、絶対の正解はないんですよね。
どんな媒体であれ、そういう仕事を探している、しかも優秀な人が、その求人媒体を見てるかどうかが全てじゃないですか。
どんなにコピーライティング使って、どんなに良い待遇を提示したとしても、ちょうどそのタイミングでいい人材がそれを見てなかったら意味ないですよね。
だから運というか、チャンスのきっかけの割合がすごく大きいんです。
私もそれは言うんですけど、少しでも良くする為、その確率を0.1%から0.2%にする為の工夫はできるわけなんですね。
それが待遇を上げることだったり、もっと情報開示することだったり、使う媒体を調整することですよね。
否定ばかりする社長
そこのアドバイスをするわけなんですけど、ある社長さんはそういう話をすると「そういうのってやったことあるんですけどダメなんですよ」とか「そういうの全然ウチには来ないんですよ」っていう風に、もうなんか否定ばかりする社長さんがいるんですよ。
実際にやったことあるのかないのか、本人はやったことあるって言うんですけど、大体やってなくても「そういうのはね、ダメなんですよ」みたいなことを言い出すんですよね。
例えば、「今は『Indeed (インディード)』の様な若い人が集まるサイトで募集したらいいですよ。あそこは初期投資はかかりませんよ」っていうアドバイスをしたすると、
「ああいうので来る人間はね、もう定着しないからダメなんですよ」とか「ウチみたいな泥臭いところには来ないんですよ」って出しもしないくせに言う人がいるんですよね。
とりあえずやってみる社長
もっとベタなのが、ハローワークで募集をする。ハローワークというのは、ろくな人材が来ない代表格なんですよ。
だけど、ハローワークも出すテクニックによってはいい人が来るかもしれなくて、そういうのを解説している本まであるんですよね。
そこのノウハウを教えて、「ハローワークでもう1回チャレンジするのはどうでしょう」っていう話をした時に、
別のもっと若い優秀な社長は「なるほど、やってみます。過去にハローワークで出してうまくいかなかったことは何度もあったけど、今聞いた話を勉強してもう一回やってみます」みたいな反応をする人もいるんですよ。
2人の社長に起きたこと
で、どうなったか。
最初の「ウチは無理なんだ」っていうのを繰り返してた社長さんは、結局2年も持たずに潰れて消えちゃったんですね。
一方で、すでに自分なりにはやってみたけど、今アドバイスを受けてみたから、その言う通りにしてもう一回やってみますっていう人から、先日お礼の LINEが入ってきて、2人の人が決まったっていうんですよ。
以前、自分なりにハローワークに出した時は1件の応募すらなかったのに、今回そのやり方を徹底的にやって出したら、応募が3人か4人あって、2人決まったみたいなこと言うんですね。
運の悪い人の対処法
どんな反応をするか?
結局、アドバイスの内容は一緒レベルなんですよ。
絶対の正解はないから、こういうことをしてみたらどうですかっていうアドバイスをしただけなんですよね。
私は別に何かすごいこと教えたわけでは全然ないんですよ。
でもそれを受け取った最初の社長は「そんなのは無理無理」「そんなのはわかってる」とか言って、たぶん自分は色々努力したけど、その結果が出てない、それは周りがいけない、社会がいけない、採用される側がいけないって言いたかっただけなんだと思うんですよ。
そんな感じで最初から否定に入った人は、その本人が消える羽目になってしまって、後の社長の様に出されたアドバイスをしっかりと、「Gがそう仰るならやりますよ」みたいな感じでやった人はちゃんと結果を出して人をゲットしてるわけですよね。
これってやはり反応が違うだけじゃないですか。
だから世の中で、人に与えられるチャンスというのは、意外とみんな一緒なんですよね。
運の正体
実際、チャンスがある人ない人、運がいい人悪い人はいると思います。
それに対して俺は運が悪いからとか、運がいいからっていう風に考える人は多いと思うんですけど、意外と与えられてる物は一緒だったりするんですよ。
それに対していい反応すると、その与えられたものがチャンスに変わるから、良い方向に自分の人生が進んで、自分の人生にはチャンスがあった、自分はそれをちゃんと掴んで成功した、俺は運もいい人生だっていう風に思えるんですよね。
だけど同じ出来事を投げられても、それに対して「どうせ無理」とか否定的な反応をしていると、当然それはチャンスにならずに、そのまま流れていくわけなので、いつまでたってもチャンスが来ない、俺は運が無いなぁみたいに思ってしまう羽目になるわけですよ。
能力よりも大切なこと
だから「優秀」の基準は色々あると思うんですけど、優秀かどうかもあまり関係ないんですよね。
どんなに能力的には優秀な人でも、「チャンス」の入った種を投げられた時に、その種だけを見て、「これは食えないですね」とポイって捨てるような人間だと、やっぱり駄目じゃないですか。
だけどそれを「これは種かもしれない。とりあえず植えてみよう。自分はよくわかんないけど、一旦植えてみよう。育ててみよう」ってした人は、そこから収穫を得ることができるわけですよね。
だから大事なことは能力を極めるとか、めっちゃ勉強するとか、なんかチャンスを探して人に会いに行くとか、異種交流とかセミナーとか、
そういった自分の視点から良さげなものを追い求めることよりも、いま自分に与えられてるものをどのように受け取るか、それに対して自分がどう反応するか。
こっちの方が大事だったりするんですよね。
結果の違いを生む「反応」の違い
彼氏持ちの女の子への反応
もう一つ例を出すと、知り合ったばかりの女の人とデートじゃないけれど、ご飯に行ったとしますよね。
その時に女性が彼氏の話をしてきたとします。そしたら男の方はどう受け取るか。
モテない男の反応
これコミュニケーションの下手な人とか、モテない男性というのは、女の人から彼氏の話をされると萎縮するというか、それに凄く反応するんですよね。
「あ、彼氏いるんだ」とか「ガッカリした」とか、もしくは彼氏の話を俺にしてくるってことは何か予防線張られてるのかな、口説いちゃいけないのかなとか、男として見られてないのかなとか、そういう風に思ってしまうんですよ。
で、その女性に対する興味を失ったり、その女性を口説くことを辞めてしまったりとか、そういう風な反応になる人も多いんですよね。
結局、そういう人はいい友達にすらなれなくて、どんどん自然消滅して、「出会いがない」って言う羽目になるんですよ。
でも世の中にそんなベストな「私いま彼氏いないんです。そしてあなたの様な人と付き合いたいと思ってるんです。そんな人とちょうど食事に行く機会があったから私嬉しいんです」みたいな、そんなウェルカムな人がいるかよって話ですよね。
いたとしても、あなたの前に現れるかっていう話ですよね。
だから自分に都合のいいお膳立てがされるの待ってちゃ駄目なんですよね。
モテる男の反応
逆にモテるタイプ、女性に好かれるタイプの人というのは、そういう友達レベルの女性から彼氏の話が出た時に「そうなんだ。うまくいってるの?困ってるの?」とかそういう感じで話を膨らませたり、相手の考え方や価値観をしっかり聞き出したりするんですね。
もしくはちょっと冗談めかして「なになに、知り合って間もないのにいきなり恋愛相談?」みたいな感じで、相手を包み込むわけですよ。
向こうにしたら彼氏がいるって言ったら冷たくしてくる男なんていっぱいいるんですよね。
そうすると、彼氏がいるって言った瞬間に、「おいおい、俺に恋愛相談か」みたいに包容力を見せられると、「あれ、この人私のこと狙ってなかったのかな。私の勘違いだったのかな」ぐらいの感じで警戒心が下がるんですよね。
そういうのがきっかけになって、もっと色々喋って、気が付いたら、今の彼氏と別れてその人と付き合ってるとかもあるわけなんですよ。
仕事も恋愛も何もかもうまくいく人になる方法
だから最初に投げかけられた言葉は同じでも、それに対してどのように考え、どのように反応するのかが違うだけで、その後に将来的に得られる成果は大きく変わるわけですよね。
まずは自分自身が得たい結果を明確にして、それを得るためにはどのような考え方にならないといけないのか。
どのような価値観、どのような物の見方をしないといけないのか、そういった究極的な本質的なところを高めていくんですね。
それを考えてやるんじゃなくて、もう反応なので、投げかけられたらそれで返すっていうぐらい自分自身の考え方や価値観の OS プログラムをアップデートすることがすごい大事なんですよ。
これを知識だけで学ぶと、後になって「あの時ああ言っておけば良かった」みたいには思えたとしても、その瞬間っていい切り返しができないんですよね。
それは知識レベルだからなんですよ。
だけど自分自身に完全にインプットするところまで自分のものにしてたら、言葉とか出来事が自分に訪れた瞬間にいい反応、いい切り返しができるんですよね。
そしたら、その後の人生が変わるわけです。
だから今回のお話のまとめとして、本を読んで学ぶ、もちろんいいことです。人の話を聞いて学ぶ。資格を取る。全部いいことではあります。
だけど、今の自分自身に与えられている現実を上手く受け止めて、その中からチャンスを拾っていけないようでは、何を学ぼうと、何の資格を取ろうとも、結局はうまくいかないということです。
それでは今回のお話は以上となります。ありがとうございました。
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