どうもこんばんはGです。
今日は失敗する人には必ず理由があるということについてお話したいと思います。
目次
起業しても失敗する人の特徴
「あ、この人ダメだわ」という人には共通点がある
実際、私は仕事で色々な方を見ていますが、上手くいく人というのは千差万別なんですね。
運がいい人、実力がある人、タイミングが良かった人、続けていた人、もちろん色々な要素が絡み合ってはいるんですけれど、「これがあったから成功した」という一個だけの理由は無いんですよ。
成功するきっかけというのは、色々あるんですね。
ところが失敗する人というのは、誰がどう見てもコイツ失敗するわっていう分かりやすい原因を抱えてる人が多いんですよ。
これは経営者の方もそうだし、自分で起業してる方、これから頑張りたいっていう人もそうなんですけど、上手くいかない人は、喋ったりやり取りしてるうちに、「あ、この人ダメだわ」っていうのがあるんですよね。
そういう人は、ほぼ100%失敗しているんですよ。でも恐ろしいことに本人は気付いてないんですよね。
だからこれから結果を出したいと思ってる人は、自分がそういうことをやらかしてないか、ということに気を遣って欲しいと思うんですよ。
今回は私が実際に見た例で、色々と話をしたいと思います。
お金を払う側が偉いと思っている
一番はコミュニケーションが取れてない人、礼儀がなってない人、お礼を言えない人、相手の苦労を分かってない人、こういう人は100%失敗します。
例えばなんですけど、向こうがこちらに仕事をくれるような立場で、見積もりをして欲しいとか、相談に乗って欲しいと言われたとします。
小さい規模で仕事をしてると、お互いに仕事を依頼し合ったりすることがあるので、そういう風に相手にお願いすることがあるんですね。
ただこういう際に、自分が依頼者(お金を払う側)だからと思って、つい雑なことをしちゃう人がいるんですね。
特にサラリーマン上がりの方、上がりなのか下がりなのか分からないですけど、元サラリーマンの人というのは、そういうのが許された環境にずっといたので、コミュニケーションにおいて自分が勝手に上だと思いこみがちなんですよ。
例えばですけど、「こういうものを作ったらいくらになりますか」って相談してくる人がいるんですよね。
そういう人は、知識がないから見積もりはタダだと思ってるんですよ。
ところがちゃんと見積もりをする為には、どういったシステムを使って、どういったプログラムを組んで、何日ぐらいで作って、みたいなことを細かく仕様を明確にしないといけないんですね。
それでちょっとした仕様書をまとめるぐらいの作業が、こちらに発生するわけですよ。
その内容に応じて、「何週間ぐらいでいくらぐらいで作れます」っていう話を返すわけです。
しかし、手間暇かけてくれたことを分かっていない人は「え、そんなに高いの。じゃあやめとくわ」みたいな感じで、そこで話を終わらせてしまうんですよね。
下手したら見積もりを出した後は音信不通になるんですよ。これ一人とかじゃなくて、いっぱい見かけるんですけどね。
本人の中で自己完結していて、また数ヶ月後とかに何か思いついたら、「これはいくらぐらい?」ってまた聞いてくるんですよ。
向こうにしたら、仕事のチャンスを与えてるとか思ってるかもしれないないですけど、中小企業とか個人事業者レベルにしてみれば、見積もりをするのは、その後の仕事が前提で、サービスでやっているんですよね。
それに対して何も担保がない状態で、何度も見積もりをやらされると、どうせこの人は頼んで来ないからとか、何度も何度も見積もりしてくるので、その見積もり分も乗せとけとか、そんな感じで見積もりが雑になったり高くなったりするんですよ。
「面倒くさい奴」と思われてチャンスを失う
中小企業とか個人事業の小さい所というのは、実は「何でもいいから仕事ください」なんて思っていないんですね。
特に優秀な人ほど思っていないんですよ。
それよりも時間というリソースは有限なので、面倒くさい客の相手はしたくないと思っているんですよね。
そういう面倒くさい客だと思われている時点で、その人の仕事を取らない方向にとか、取るにしても面倒くさい分も見積もりに乗せるようになってしまうんですよ。
それを依頼者側は、お山の大将で分かってないから、自分は仕事を出してあげてるつもりでも作業者に選ばれるような形になっているんですね。
当然ですけど、そうなってくると作業を受ける側が、懇切丁寧に説明してもいいし、雑に返してもいいわけです。
だから例えば、「○○はどうしたらいいですか」とか「○○したらいくらぐらいですか」と相手が言ってきたときに、相手が誠実な人でその人に成功して欲しいなと思ったら、
「あなたが言ってるのをそのまま作ったらこれぐらいお金かかっちゃうけど、最近だとこういうシステムで代替できるからとか、こういうサービスがあるからこれを使われたらどうですか」みたいな感じで、こちらからの逆提案で相手の成功を手助けすることもできるわけなんですよ。
ところがコミュニケーションが取れてない上から目線の相手に対しては、そういうことを言わないんですよね。
言ったところで無駄だし、何もならないから「それはできません」とか「そういうのは難しいです」で切っちゃうわけですよ。
そうなると本当は工夫によって何とかできる話でも、誰も協力してくれないからできない、そういうことが起きちゃうんですよね。
能力はあるのに成功できない理由
大企業出身のサラリーマンがやってしまうこと
実際にあった過去の話で、昔ちょっとお付き合いがあったというか、お世話になってた年配の経営者さんがいて、経営者とは言っても、大企業から早期退職して起業したような人なんですけど。
その人が自己流のマーケティング理論で提案書を作って、中小企業に持って行っても全然受け付けてもらえなくて、「提案が通らないから提案書を作って下さい」とかいきなり連絡してきたことがあったんです。
SEOとかホームページのリニューアルに関する資料を作ってくれっていう風に、突然メールで依頼が来たんですね。
その提案書を作ってお金が貰えるのかとか、それで制作案件が発生した時にこっちにくれるのかとか、そういう話が一切なしで作ってくれって言うんですよ。
しかもその人の作った提案書を見たら、中途半端にSEOのキーワード出現率とかだけをまとめたようなもので、そんなもの一般の中小企業の代表さんは分からないんですよ。
だからお客さんのニーズとかお客さんの理解に全く応えてない資料だけ作って、「SEO的にこれだけダメだから、作り直さないといけないんだ!」って言っているわけですよ。
そんなの受け入れてもらえるわけないじゃないですか。だからしょうがないかなと思って作ってあげたんですね。
ちゃんとその企業の出せる予算の規模を考えて、その企業のお客さんが何を求めてるかも考えて、そこから逆算して、そのホームページに必要な要素とか見た目とか、集客経路はどうなのかとか、そういうことも全部まとめて作ったんですよ。
こういう風に相手の必要な所と予算感に合わせれば、仕事は取れるんですね。
だけど、そういう提案書を向こうに送ったら、何の返事もないんですよ。ありがとうございますの返事もないわけですよ。
そんなタイプの人間が、いくら良い資料を持って行ったところで、仕事は取れないんですよ。結局、作ってあげた資料も無駄になったわけです。
また数ヶ月して、前のお礼も無しに「○○してください」って言ってくるわけですよ。
これは大企業病じゃないですけれど、作業者に言えば何とかしてくれるみたいな勘違いをしている人、特に年配の人に多いんですよね。
だけど企業対企業であれば、例えば担当者レベルで「あいつ嫌い」っていうのがあっても、勝手にあの会社さんの案件は断りますなんてできないわけですよ。
ところが中小とか個人事業主とかフリーランサーというのは、それを全部好き嫌いで決められるんですよね。
あいつの仕事は嫌だから受けないって平気で中小の経営者は言えるわけですよ。
それが分かってないんですね。
つまり例えば昔の夫婦関係みたいなもので、奥さんは何を言っても付いてきてくれるとか、何を言っても自分の言うことを聞いてくれるみたいな、甘えを前提にした対応を社外の人にやっちゃうわけなんですよ。
大企業にいる内はそれでもいいんですよ。
だけど自分が一人の経営者で、話をしている相手も小さかろうと1人の経営者となったときに、誰も相手してくれないんですよね。
そしていい歳してるから誰もそんなこと指摘してくれない。
だからずっと自分は正しいと思って行動してるのに、周りの人間はどんどん離れていくんですよ。
本来は成功できたはずなのに
例えば同じような話で、自分の会社が制作したデータを別のサーバーに引っ越ししたいから、そのデータはどこにありますかって聞いてきたんですね。
もしその相手が良い人というか、言うだけの価値がある人であれば、「データは○○にあると思いますが、単純にデータだけあげてもシステムは動かないから、データベースとかそういうプログラムの稼働のことも考えて、これぐらいの予算を見て、こういった人に頼むと一番安くて効率的ですよ」っていうことをアドバイスしたいんですよ。
ところがお礼の一つもできない人は、逆に難しいこと言ったら、「わかんないからやってください」とか言ってくるかもしれないですよね。
だから「そのデータは制作した所にあると思います」で切っちゃうわけですよ。当然、データのある所に連絡するじゃないですか。
その制作した所も「あ、この人から連絡きた。面倒くさ」と思って、使えもしないデータだけ送るとか、そのデータを使えるようにする代わりに何万かかりますって話になって、「そんなにお金かかるのか」って揉めて全部潰れるんですね。
そしたら全てのチャンスを失うわけですよ。
本当はちゃんとやれば上手くできることが、自分自身の人間性が至らないばかりに上手くいかないんですね。
そういうことをやらかしてる人は多くて、若者もそうですし年配の人もそうなんですね。
謙虚じゃない人間はやっちゃうんですよ。
だから本来は成功できるはずの人も、能力ではなくてそれで失敗するんですね。
起業して失敗したくないなら
常に感謝と謙虚の心を持つ
今はどうしても定年退職が早くて、でも人生は長いから、「第二起業」だとか早期退職とか考えるわけですけど、そういう人ほどこれまでの常識を早く捨てて謙虚になるべきなんですよ。
自分が脂が乗ってる頃に若い子を世話した気持ちはあるかもしれないけど、「俺が世話してやったんだ」みたいな思い上がりを何十年も持たれても困るわけですよ。
今の時代はスピードが速いので、若い人の方が成長しちゃって、どうせどこかで逆転されちゃうんですよ。
なのに上から目線であれしてくれ、これしてくれって言ってたら、それは若い人とか下請けの会社さんだって離れていくじゃないですか。
そして誰も話を聞いてくれなくなって孤立して、何もできなくなるんですよね。
だから常に感謝と謙虚の心を持つべきなんです。
今は若い人たちに経験値を元にして喋ってるけれど、どうせ数年か十年もすれば若い人の方が一線になって、自分は年寄りになってしまいます。
だから逆に若い人に教えてもらおうぐらいの謙虚さを持ってない人は上手くいかないわけです。
まあちょっと考えれば分かるはずなんですけどね。やはり環境なんでしょうね。
言えば人が動くみたいな環境にいる人間ってできないんですよね。
そしてそういう人は失敗するんです。
今の時代は一人では何もできない
今は大企業上がり人の話ばかりしちゃいましたけど、お礼が言えないとか、相手の立場を考えていない、自分のことばっかり言っている、結局それってコミュニケーションですよね。
このコミュニケーションがちゃんと取れない人間というのは、誰も手を貸してくれないわけですよ。
そして今のビジネスというのは、一人で成し遂げられることはほぼ無いわけですよ。
それこそFacebookを作ったプログラマーとか、そんなレベルで自分一人で作れる超技術者でない限りは、誰かの力を借りないと仕事ってできないんですよね。
その誰かに嫌われるような人間は何もできないわけですよ。
だからビジネスで成功したいとか、自分が結果を出したいと思うなら、まずは礼儀とか考え方とか、そういったことを正して、謙虚に人のことを考える、相手の気持ちを考える。
ただ相手の気持ちばかり考えて、遠慮して行動しないのは違うので、相手にも成功してもらう、相手にもいいものを持って行ってもらう、自分が利益を得るのは最後でいいぐらいの感じがいいです。
もう自分のアイデアを実現する為に、皆さんに協力して頂いてるぐらいの気持ちで仲間を集めていけば、結果として上手くいくんですよね。
やはり自分自分と言ってる人間は助けてくれないので、自分は最後であるべきなんですよ。
こういうポイントは成功の為にはどうしても必要だと思います。
それでは今回は以上となります。ありがとうございました。
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