失敗を引きずる人はどうすればいいか?

どうもこんにちはGです。

今回いただいたご質問は、
私は失敗したやらかしとかを物凄く引きずってしまいます。いっぺんやったミスなどを後になって思い返してはまた気分が落ち込んだり、やる気が出なかったりします。
Gさんはこういったとき、どのように気分転換をしたり、気持ちを回復させていますか?
というご質問いただいたので、これに回答していきたいと思います。

まずご質問のやらかしをしたら気持ちが落ち込むっていうのは、ある意味当たり前のことだと思うんですね。

もちろん、これは人によってすごく落ち込む人あまり落ち込まない人がいると思うんですけど、あまり落ち込まないタイプの人は、そもそもこの音声はあんまり聞いてないと思うので、すごく落ち込む人向けに今日は話をします。

私もそうなんですけど、すごくセンシティブな人というのは、自分のやらかしたミスとかに対してすごく自罰的、自らを罰する思考があるので、ああすればよかったんじゃないか、こうすればよかったんじゃないか、自分はもっとこうすべきだった、ああすべきだったっていう風に自分を罰してしまうんですよね。

で、そのときにさらにこういう風に言われたとか、このように叱られたとか、相手にこんな嫌な思いをさせてしまったっていうシーンを繰り返し思い返して、そしてその度に何か苦しい思いをするんです。

これがなかなか気持ちがリフレッシュできないというか、トラウマのように残ってしまって、次そういったことをまたやるんじゃないかっていう恐怖に繋がっていくんですね。

これはどのように気分転換すればいいかっていう前に、そもそも大事なこととして知っておいて欲しいんですけど、自分のやらかした失敗とか、その失敗に対してどのように叱られたとか、どのように嫌なことを言われたかとか、そういった嫌なシーンを何度も頭の中で再現して、それを感じるというのは、絶対やっちゃいけないことなんですね。

でも非常にやりがちなことなんですよ。

もう何度も1日に5回も10回も思い返して、「嫌だったなあ」という風に思うと、人間の脳は物を暗記するときに繰り返し読んだり繰り返し口に出したりしたら暗記できるように何度も頭に思い返すことで、

どんどんシナプスが太くなって記憶の回路が太くなって、もうその嫌な思い出がどんどん頭の中で大きな存在になっていくんですね。

そうすると忘れようもないし、これがトラウマとなって物凄く引きずるものなんですよ。

でもそれは間違いなく自分にとって痛みなので、痛みをわざわざ繰り返すのはしちゃいけないことなんですよ。

これは物理的な怪我とかだったら分かりやすいと思うんですけど、例えば自分のミスで指を切ったとします。

包丁で指を切ってしまった。すごく痛いので、後になって、例えば切って痛かったなあと言って、何度もそこを自分でもう1回傷つけたりなんて絶対しないじゃないですか。

そこはもう治るまでそっとしておくとか、もう次は傷つかないように気をつけるということはしても、そこをもう一度自分で傷つけ直すのは意味不明だし絶対やらないですよね。

でもなぜか心に関しては、何度も自分で思い返して、自分を傷つけようとしてしまう癖があるんですよ。

そうするとやはり気分の切り替えなんかできないし、どんどん嫌なことが自分の中に溜まっていくんですね。

だから言われてパッとできることじゃないですけど、やはりそのとても辛かったことというのは、一旦頭の外に出す、少なくとも何度も思い返して、いつまでも頭の中で繰り返し再現しないことがまず第一歩として非常に大事なこととなります。

でもそんなこと言っても思い出さなかったら同じミスを繰り返すんじゃないかと思われるかもしれませんけど、そもそも同じようなミスを繰り返す人は、頭の中でそういった自分を傷つけることを繰り返して落ち込んでしまうような人じゃないんですよね。

落ち込んでしまうような人というのは、過剰に落ち込む、過剰に自分を傷つける人なので、心配しなくても思い出さなかったからといって、同じミスを繰り返す脳天気になってしまうことはあり得ないわけです。

だから傷つきやすい人は、自分が傷つく思い出をできるだけ早く忘れる、頭から外に出すことの方が大事なんです。

かと言ってそれをパッとできれば苦労しないですよね。だからそれをするための方法はいくつかお教えしますけど、一番いいのは別のことに意識を集中するということなんですね。

例えば、スマホのゲームでもいいし、映画を観るでもいいし、自分の集中力を持っていってしまうものに意識を向ける。

それをやってる間は少なくとも頭はそのことを考えずに済むので、そういったくよくよ繰り返すものよりももっと集中力を持っていってしまうものにしばらく没頭するのもありです。

そして二つ目は、寝ることですね。寝てしまうと頭ってすごく一度整理されてリセットされるので、その日はもう死にたいぐらいくよくよしても、2日目はちょっと収まる、1週間もすれば1ヶ月もすれば、あれ嫌だったなぐらいに軽くなるっていう風に脳が整理されていく側面があるので、何であれば、もう酒でも飲んで寝てしまえっていうのも大事です。

そして三つ目は、これは自分のこれまでの人生にあった例えば最悪の出来事と比べて、今回の嫌なことはどれぐらい酷いか、もしくはマシかっていうのを比較するんですね。

自分の人生の中でこれが一番地獄だったというときに比べて、例えば職場で叱られたとか、彼女に振られたとかは、それ自体はすごい酷いことに見えても、自分の人生最悪のことに比べるとそれほど大したことじゃないなってこともよくあるわけです。

そのようにして客観性を自ら作る。自分のその1個だけ辛かった一点だけを見つめてしまうと、それがもう人生の全てのように感じてしまうんですけど、自分の長い人生の中で比べていけば、それほど最悪ではなかったなっていう風に客観性を持つ、そのために何か別のものと比較する、そして客観的な目で見る、これもすごくいいやり方です。

このように今お話した三つのやり方などを駆使して、嫌なことを何度も思い出さない、頭の中で繰り返して自らを傷つけないことが一番気分転換にも繋がるし、立ち直るために大事なことだなと私は思います。

それでは今回は以上となります。ありがとうございました。

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