例え話が上手くなるには?相手に伝わらない理由

どうもこんにちは G です。

今回は、「会社の中で若い子たちに色々例え話などをしてわかりやすく説明しようと心がけているのですが、私が思ってる以上に相手には伝わっていないようです。
どのように説明すれば相手に伝わりやすいでしょうか」という質問にお答えしたいと思います。

この方の年齢とか立場は分からないのですが、部下とかそういったのを抱えているという時点で、ある程度の年齢がいかれてるのではないかなと思います。

そしてそういった方が色々勉強もされて、後輩とか若手に分かりやすく説明しようと考えて、例え話をするのはよく分かるんですよ。

ただ例え話というのは物凄く限定的な道具というか武器であって、これが上手く相手にはまるかどうかはとても難しいんですね。

大前提として、自分がその物事の本質を理解することが必要なわけです。

その本質的なものを相手に分かりやすく別の事例に例えて「言うならばこんな話だよね」という風に一度抽象度を上げた後に今度もう一度具体的に戻して喋ることが例え話なんですけど、このときにどこまで具体に戻すかは相手次第なんですね。

つまり相手が分かりやすいことに具体化することが一番大事なポイントなんです。

だけどまだそこまで慣れてない方というのは、自分にとってのちょうどいいところまで具体化するんですよ。

そうすると自分にとってはよくわかる例え話になるんですけど、世代が違うとか価値観が違う人に対しては、その例え話はピンとこないんですね。

だから例えば自分がゴルフが好きで、色々とゴルフを通して経験してきた人からすると、ゴルフに例えるのは分かりやすいですけど、ゴルフなんかやったこともない20代の子にその話をしても当然伝わらないわけですね。

じゃあスポーツ繋がりだから野球で言えばいいだろうとかサッカーにすれば伝わるだろうって言うと、本当にそうかどうかわからないわけですよ。

スポーツという意味では一緒だけれど実際やってることは違うわけです。

だから自分が伝えたいこと、一番本質的なことを相手の知っている領域の事に落としたときにその具体の話の中でもちゃんと伝わる形、本質を外していない例え話になってるかが一番大事なわけです。

だからまずは例え話をする前に相手のことを理解することが大前提として私は大事だと思います。

つまりサッカーもやったことない野球もやったことない、ゴルフもやったこともない世代の人にそもそもスポーツで例えようというのが無理じゃないかとか、

もしくは相手がゲームなんかやったことない人に対してドラクエで例えればっていうのもなかなか通じないパターンですね。

だから相手は本に例えればいいのか、芸能人に例えればいいのか、スポーツなのか、ゲームなのかアイドルなのか、そういう風な相手が興味があって知識があって相手が分かりやすい具体例に自分が知っている本質を落としていって、具体化して伝えることができなかったら、そもそも例え話にもならないわけです。

今のような年代や価値観の大きく違う人達が一つの会社で働いてるこの時代においては、自分の価値観や知ってる例え話がそもそも通用するとは思わずに相手の価値観や相手の好きな物を自分も体験したり学んだりしてみて、その上でこのように伝えたら伝わるんじゃないかなっていう風なことを考えてみる。

自分目線、自分スタートの例え話ではなく、相手目線、相手の価値観に合わせての具体化がポイントになるんじゃないかなと思います。

実際、私もいい歳ですけど、自分の好き嫌いだけで物事を判断したら最近の若者の文化、TikTokとかアニメとかそういったものも結構くだらなく見えたり、しんどく感じることもあるんですよね。

でもそれを馬鹿馬鹿しいっていう風にシャットアウトしてしまうと、隔絶が起きてしまって何も入ってことないし何も伝えられなくなるんですよ。

だからそういった新しいものや自分以外の価値観のものに関しては、一度まず全部受け入れる。

いいとか悪いとか好きとか嫌いっていうジャッジもせずにあるがままに全部受け止めてみる。

その上で嫌だとか嫌いとか合わないなと思ってもいいんですよ。

いいけどそれは自分が世代が違うから合わないんだな、でも若い人はこういうものが好きなんだな、自分だって20年前30年前の若者の頃ならこういうのも好きだったかもなっていう風に思って相手のことを理解する、理解しようと努力する。

こういったところをスタートに持っておけば、もうちょっと会話ができると言うか言葉が繋がりやすいんじゃないかなと思います。

それでは今回は以上となります。ありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です