どうもこんにちは G です。
今回いただいた質問は、仕事を改善していきたい、効率化していきたいと色々考えるのですが、自分なりに良かれと思ったことをやって、最初はうまくいくのですが結果的にまた複雑化したり仕事が増えたりして、あまり整理整頓されてないように感じます。仕事を減らしたり効率化する何か良いアイデアなどはありますかということです。
今回の方法は、仕事だけじゃないんですけど何かを減らすときの一つの考え方として 『ECRS』 というのがあるんですね。
これは
Eliminate(排除する)
Combine(統合する)
Replace(置き換える)
Simplify(簡単にする)
という頭文字を集めて『ECRS』っていうんですけど、これは仕事の効率化だけじゃなくて、部屋の片付けにも使える考え方なんですね。
この4つのアルファベットにあるものを上から順番に考えて、整理整頓をしていくという方法です。
細かく説明しますと、『Eliminate』と言うのは、もうそもそも何か効率化しようとかじゃなくて「止めれないか・捨てられないか」という風にまず考えるんですね。
例えば売上の悪いお店があって、このお店を何とかして売上を上げられないか、でもそれが難しくてどうしたらいいだろうって考えるよりも、まずはそのお店自体閉じちゃった方がいいんじゃないかっていう風にやめることを検討してみるわけです。
部屋を整理するときもそうで、物が溢れているからどうしたらいいだろう、じゃあ収納を増やすか、棚を買おうって考えがちなんですけど、もう捨てることを考えてしまうんですね。
つまり床に散らばっているもので、本当にこれからもいるもの、そして定期的に使っている物だけを残して、そうじゃないものは捨てるようにする。
そしたら新しい棚を買って収納を増やす必要もないんですよね。
ただ捨てるだけで棚はスッキリして、そういう場所がスッキリすれば部屋は自動で片付くんですよ。
結局、床やテーブルに物が置いてあるのは、ヒョイとしまえる場所がないからそこにとりあえず置いてるんですよね。
だから棚がスカスカであればテーブルの上に置かないわけですよ。
という風に何かを増やして解決するのではなくて、まずはそれをなくすことで解決できないかを考えます。
それがどうしても難しい場合は次の『Combine(統合)』ですね。くっつけられないかを考えていきます。
先ほどの売り上げの悪いお店の例で言えば、支店を潰すとなると、そこの社員の生活もあるし、売上をゼロにするわけにはいかないし難しいんだなーっていう風になるのであれば、別の支店と統合することで社員の生活を守りながら何とかする、そういう風に統合して考えてみるんですね。
物を片付ける事においても、例えばカッターは自分の持ち歩き用品として使っているところに入っているけど、ダンボールを開けるために玄関にも置いてあったりするじゃないですか。
ハサミが4つも5つもあるとか、家中にティッシュの箱がある、ゴミ箱があるっていう風にすると片付けようがないので、ひとつの物で全部賄えるように、統合する方法もあるわけですね。
それもなかなか難しいとなると、次は『Replace(置き換える)』という考え方をします。
つまり今自分がやってる物とか何か課題になってるものを置き換えるというのは、別のものにするとか外に出しちゃうわけですね。
仕事で言えばアウトソーシングする、つまりやる人間を置き換えるわけです。
自分がやっててうまくいかないのであれば、自分以外の人間にやらせる、やってもらうっていう風に置き換えてみるんですね。
あとは使っている道具、掃除機をかける、時間があまりないと言うのであれば、もうロボット掃除機とかに置き換えてしまう。
歯を磨くのに時間をかけたくない、もしくは虫歯によくなるのであれば電動歯ブラシとか超音波歯ブラシのようなものに置き換えることによって、効率化を図るという考え方もあります。
そしてそれでも難しかったら考えるべきは『Simplify(簡単にする)』
例えばご飯を準備するのに時間がかかるのであれば、もうシリアルと牛乳しか食べないとか、仕事でレポートを作るのが大変なら、もう何かフォーマットを作ってしまって、レポートを作るときはそのフォーマットを埋める以上のことはしないとか、
そういう風に何か簡単にすることで整理整頓とか業務の効率化はできるようになると思います。
やはり良いアイデアを出そう、どうしたらいいか問題解決しようって色々考えると、色々なアイデアって出せちゃうものなので、逆に迷路に入り込むんですよね。
だから何かを解決したい、簡素化したい、効率化したいのであれば、例えば今のような 『ECRS』 のような考え方、ものさしを持って上から順番に当てはめて解決できないかを一つのルーチンワークみたいにしてしまうのも効率的です。
それでは今回は以上となります。ありがとうございました。
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