モチベーションを維持する方法!頑張り続けることができない根本的な原因

どうもこんにちはGです。

今回は欲しいものよりなりたいものを目指して頑張れということについてお話したいと思います。

モチベーションが維持できない理由

「あれが欲しい、これもしたい」のデメリット

働いてる人が、今の状況を変えたいと思うときは、今より良い状態になって、お金がもっと欲しいということが非常に多いんですよね。

それはそれでいいと思うんですけど、お金を手に入れて何をしたいのってなったら、何かが欲しいとか、何かをしたいってなるんですよね。

旅行をしたい、世界一周をしたい、自由な暮らしをしたいとか、高級時計を買いたい、高級な車に乗りたい家を買いたいとかですね。

その「欲しい・したい」というモチベーションで、目標を達成したいとか、転職したい、起業したいっていう人が多いんですよね。

ところがそういった欲望は、意外とモチベーションとしては弱いんですよね。

欲しいものを手に入れた先に待ち受けること

それを手に入れてしまったら、やってしまったら、もうそのモチベーションはすぐに下がっちゃうんですよ。

その欲しいものというのは、すぐブレるからです。

例えば、高級時計が欲しいって思ってた時に、その時計の違うバージョンとか、新しいバージョンが出たら、そっちの方に興味がいったりしますよね。

結局、欲しいものというのは、物なので、何年も経てば型落ちしていっちゃうじゃないですか。なら中古だと安く買えたりするんですよ。

そういう風に考えると、物というのは、価値が変動的なものなので、手に入れるのにそんなにお金がいらなかったりするんですね。

上手に手に入れることも出来る。さらに別のものが欲しくなったりもする。

そして何より「一度手に入れたらもう満足」っていう風になるわけですよ。

ベンツが欲しいベンツを乗り回したいって思ってる人が、2000万のベンツを買ったら、もうそこで満足するんですよね。

その先ってあんまりないわけですよ。

2000万のベンツ買ったら、じゃあ次はフェラーリだとは中々ならないんですよね。

少なくとも高級車を買いたいっていう欲に対しては、もう満たされてしまうわけなんですね。

こうしてモチベーションがなくなる

満たされてしまうと、それはモチベーションには成り得ないわけです。

人間というのは、動くためにやっぱりモチベーションがいるんですよね。

いま仕事が辛いから、人間関係が辛いから、金銭的に辛いから、だから何か新しいことをしたい。

そして今の自分、今の状態を変えたいっていうモチベーションがあるわけなんですけど、それを手に入れてしまったら、そのモチベーションは当然消えるわけですよ。

そしたらもうそれ以上努力ができなくなるんですね。そこで終わってしまうわけです。

モチベーションを維持する方法

「どうなりたいか?」を考える

だからそうじゃなくて、「○○さんのようになりたい」とか「こういう生活をしてる人のようになりたい」っていう風に

所有の 「have」 ではなくて、自分がどうなりたいっていう「 be」 をモチベーションにしないといけないんですよ。

そうすると自分が何かになりたいっていうのは、ある意味究極の自分の理想系を追い求めている行為でもあるので、ちょっとやそっとでは終わらないんですよね。

何かを買って終わりかというと、そんなことはないわけですよね。

自分が例えば誰かに憧れていたとしたら、その人はきっと自分が進化するのと同じぐらい相手も進化していくので、果てしなく追い続けることもできるんですよね。

なりたい人がいなければ状態でもいい

もしくはそういう憧れてる人がいなくても、例えば家族円満で幸せで、たまには皆で家族旅行できるような状態になりたいでもいいんですよね。

一旦そういう状態になれたとしても、今度はそれを維持するために頑張らないと駄目じゃないですか。

努力を辞めたら手放すことになるかもしれないから。

「家族旅行もできたし、家族円満だからじゃあもう努力しなくていいや」とはならないですよね

という風に考えると、人間は何かを所有することではなく何かになりたいっていうのをモチベーションにした方がいいんですね。

モチベーションの維持は組織にも必要

経営者が知っておくべきこと

これは自分自身に対してもそうなんですけれど、経営者の方にも強く覚えておいて欲しいんですね。

なぜなら社員一人ひとりもそういう行動原理で動くからです。

つまり社員に充分なお金を与えたらいいとか、儲かったらボーナスをあげたらいいとか、福利厚生もしっかりしてあげたらいいという話ではないんですね。

会社が儲かってみんなの欲しいものが手に入る。みんなにちゃんとお給料が出せて、みんながその給料で欲しいものを手に入れるっていう状態が、幸せな状態だと思ってると意外と社員ってポロポロと辞めていくんですよ。

やはりそれも社員は働くモチベーションが、何かを手に入れたいっていうことだと、手に入ったらそこでまた別のことを考え始めるんですよね。

欲しいものは手に入ったし、こうじゃない生き方もあるのかなとか、そうじゃないものも欲しいなぁ、じゃあ今の職場じゃなくていいのかなっていう風にもなりやすいわけですよ。

そうじゃなくて、社員がその会社で働くことで、何者になれるか、どのようになれるかを考えてあげると、社員は会社に居つくようになるんですよ。

社員と話をしてみるべき

それを色々社員との会話とかの中で、社員がこういう風になりたい、個人的な話じゃなくて、社員が自分の会社をこのようにしたいと思っているって言うこともいっぱい聞いて、それを共有すべきなんですよ。

そうするとその社員も意外と聞かれたら答えるんですよね。そういった思いを持ってたりするんですよ。

別にそんな夢とか理想なんていうのを社員である自分が言うのはおこがましいから、みたいな感じで黙ってるだけで、

自分はこうなりたい、会社をこうしていきたいっていう思いは意外とあったりするんですよね。

それを引き出してあげたら、それが実現できる会社となれば、会社を成長させるためにも本人らのやりがいも増えていくんですよ。

この会社で働くやりがいが、会社からもらえる報酬だけであれば、もっと報酬をくれる別会社が現れた瞬間にそっちに行っちゃうってことなんですよね。

だけど自分がやりたいことが、この会社なら実現できるからという思いがあれば、多少待遇が良い別の会社が引き抜きにしたとしても、

「いやいや、俺はこの会社をここまで育てきたし、この会社でここまで行くんだから、そんなものには乗らないぜ」っていう風になるわけですよ。

だから従業員に餌を与えて食わせてやっていれば、従ってくれて自分のことを尊敬してくれてなんて、そんなのは戦前くらいの価値観ですよね。

今はもうみんな飯ぐらいならどんな仕事をしても食えるわけで、人生で一番たくさん時間を使う仕事をしながら、自分が何者であるか、何者になりたいのかっていう自分の人生を作ってるわけですよ。

だったら、ちゃんと会社がそこを与えられるんだっていう形を見せないと、それを与えてくれない会社には社員は居つかないわけです。

これからの時代に必要なこと

これからますます良い人材を採用するのが難しくなってきます。

働いてる人はどんどん減り続けて、働く人口が減っていっているのに、仕事を募集する側にしてみれば取り合いになっていくわけですから、優秀な人は引く手数多なんですよね。

その時に優秀な人に来て欲しいからって、どんどん金銭的な条件とか待遇ばかり良くしても、優秀な人はどこからもそういう話が来るので居つかないんですよ。

変な話、腰掛けにされて終わってしまうんですよね。

逆に優秀な人ほど「こうなりたい」とか、そういう理想形を持ってたりするので、それが自分の会社の中で達成できるという風に見せることが、経営者にとっては大事だということなんですね。

そして今いち従業員、サラリーマンとして働いてる方は、自分の会社でそれができるのか、自分のやりたいことが達成されるのかを考えて欲しいんですよね

達成できるように会社に働きかける、上司に働きかける、社長に働きかけることはできるのかということを考えて欲しいんですよ。

会社で上司って言うのも、例えばそれが社員が5000人とか1万人とかいるような大企業で社長に直訴するのはあり得ない話なんでしょうけど、

社員が数十人から数百人ぐらいの会社だと、社長とか上の人間は社員らが何を考えてるかとか、社員がどういう風にして欲しいかみたいな意見は意外と聞きたいんですよね。

社長とか言ったって、やっぱり同じ人間ですから別にそんな怖い相手じゃないんですよ。

だからちゃんと礼儀だけは守って「僕こういう風に思ってるんですけど」とか、「この会社が好きでこのようになっていったらいいなと思うんですけど」みたいな話をすれば、喜んで聞くわけですよ。

上役はそういう話が好き

ただ直属の上司だと、損得関係みたいのがあるからうまくいかなくて、2つか3つ飛び越えたぐらいの上司がいいんですよね。

だから自分と顔を合わせてる係長と課長に言っても「お前何言ってんだ。それより仕事しろよ」ってなりやすいわけですけど、

普段顔を合わせない部長とか、もう常務、専務、社長とかにそういう話をすると、「うちの若い奴らはそんなこと考えてんのか。なかなかガッツがあっていいじゃないか」ぐらいになるんですよ。

正直、向こうはそういうことを聞くのは好きなんですよね。

だからそういう風に話をすると、それがきっかけになって何か会社が変わったりすることもある話なんですよ。

だけど多くのサラリーマンは、そんな上司に直訴みたいなことをして、「自分の立場が悪くなったらどうしよう」とか「そんなこと言うなんてとんでもないことだ」みたいに思う人が多いんですけど、そんなことは全然ないんですね。

もしそれで「そんな考えを持ってるのはうちの会社にはふさわしくない」って言われるようであれば、それは本当にふさわしくないから出た方がいいんですよ。

時間というのはやり直せないので、無駄な時間を使うのは一番もったいないんですよね。

という風なことを考えると、今サラリーマンの人も経営者の方も、これから自分が働いていくにあたって、

そして自分が人を働かせるにあたって、すごく重要な考え方の一つなので是非参考にして欲しいなと思います。

それでは今回は以上となります。ありがとうございました。

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