どうもこんにちはGです。
今回は「頭を使うべきところ、使ってはいけないところ」ということについてお話したいと思います。
目次
自分の頭で考えるときの注意点
考えることで悪くなることがある
今の時代、ビジネスマンには頭を使う事が求められるじゃないですか。
言われたことをただやるだけでは足りない。
自分でちゃんと考えて、もっと良くするためにはどうしたらいいか、そういうことを考えられない人は、まあどっちかと言うと、もう失格な人になりますよね。
ただ何でも一生懸命考えればいい、頭を使えばいいのかって言うと、それも時と場合によるんですよ。
ところがその「時と場合による」っていうことを見過ごしてしまうと、使っちゃいけないことに頭を使ってしまう。本来考えちゃいけないことを考えてしまう。
結果、前に進むどころか悪いことになるんですね。だから今日はその話をしていこうと思います。
部下に仕事を任せた結果
特に若い部下を持つ先輩とか、経営者の方はしっかり聞いて欲しいと思う内容なんですよ。
頭を使って、より良くするためにはどうしたらいいかとか、そういった工夫をすること自体は間違いじゃないんですよね。
ただそれを「君、挑戦してみる?」みたいな「やる・やらない」を選ぶとか、そういった相手に自由裁量を与えるような感じで、相手に聞いてしまうのは、実はすごく良くないんですよ。
でもそういう風なやり方をして、人に相談するリーダーとか経営者の方は意外といるんですね。
君ならどのようにしてやるとか、やってみるか、みたいな感じで、チャンスを与えてるような感じで相手に声掛けをする人って結構いるんですよ。
でもこの時に「やりたいです!」とか「考えてみます」と言う人は、ごく少数の成功できるタイプの人なんですね。
ほとんどの人は、そういう風に自由裁量的な物を投げられると、これ本当にやっていいんだろうかとか、うまくできるだろうかとか、自分がこれをやって損しないだろうかみたいなことを考え出しやすいんですね。
「やらない」という選択肢が出てくる
中にはじっくり考えて、無理です、嫌ですって言う人がいるんですよ。
そういう風に向こうにウジウジ考えさせると、良くない方向に進むんですよね。
挙句の果てには「この会社で働いてていいんだろうか」とか「自分はもっとやるべきことがあるんじゃないだろうか」と考えてしまって、辞めますという話に進むこともあるんですよ。
また辞めるまではいかなかったとしても、そういう風に「やる?やらない?」みたいな感じで色々聞かれてると、やるかやらないかは自分で決めていいんだ、みたいな思い上がりが無意識に発生するんですよね。
結構、今は相手の意見を尊重するみたいな感じで、社内の立場的に上の人間が、下の人間に色々チャンスを与えるとか、聞くことあるわけですけど、これをやり続けられると「自分には裁量権があるんだ」っていう風に無意識に考え始めてしまうんですね。
そうすると、やりたくないこととかは何か理屈を付けて、それはやらない方がいいですよとか、無駄でしょ、嫌ですよみたいなことを言い出しちゃうわけなんですよ。
結局、人間ってやりたいことしかやらないから、やりたくないことはやらなくなるんですよね。
でも会社というのは他の人がやりたくないことを代わりにやってあげるから、そこに価値が発生して、お金がもらえるものなので、やりたいことだけやりたいなら会社から出て行けって話なんですよ。
ここを勘違いして、なんか話の分かる上司や経営者のつもりで、色々部下に聞いてしまうとか、何か考えさせてしまうと、逆効果にしかならないんですよ。
だから「やる・やらない」とか、そういった選択肢的なものは実は与えちゃいけないんですね。
「やる」という前提で考えさせる
やるのは決定事項で、それをどのように効率的にやるのかとか、どのようにやれば最大の成果が出せるのかとか、そういったことに頭を使わせないとダメなんですよ。
そういったところにも頭を使わない人だったら、それは本当に役に立たない思考停止した、機械の方がマシじゃねっていう人間になっちゃうので、そんな人間は論外ですけど。
自分がやることをうまくやる為に色々考えることは重要なんですね。
だから上司とか先輩の人というのは、社員に対して「お前はコレをしなきゃいけないぞ」っていうのきちんと伝えて、そこは頭を使わせてはいけない。
だけど、どのようにやるかという最適化とか工夫とか、そのやることの中で、早く回すための手法は考えさせないといけないんですよ。
自分の頭で考えるときに押さえるべきポイント
結果が出るまではやるべき
当然、自分が仕事を任せられる立場の場合は、もう会社に入ったら、その会社で結果を出すまでは働く、やるって決めることが大事なんですよね。
そこでひたすらこの会社に自分に将来はあるんだろうかとか、もっといい会社があるんじゃないかとか、そんな事をネチネチ考え始めてはいけないんですね。
結局、行かなくて済むなら人間は行きたくないもんなんですから、行かないとか辞めるとか、ここにいても自分は幸せじゃないっていう結論になるに決まってるんですよ。
でもそういう結論でフラフラする方が、もっと不幸になるんですよね。結果が出るまでは、なんにせよやるべきなんですよ。
その中で自分自身の能力も上がるし、新しい経験もできるし、もしかしたら楽しさとかに気付くかもしれない。
若いうちは四の五の言わずにやればいいんですよ。
答えが決まっているものを考えない
それが例えばパワハラ受けてるとか、不条理なことにあっているとか、そういった時はもちろん論外ですよ。
そんなものを我慢する必要はないですけど、学生とか、これまであまり働いてなかった人にしたら、働くより遊ぶほうが気持ちいいし楽に決まってるじゃないですか。
だから「したいか・したくないか」っていう風に自分に投げかけちゃったら、それは「したくない」ってなるに決まってるんですよ。
そんな答えが決まっている問題を自分に投げかけて、自分が「あー俺ってやっぱ会社行きたくないんだ。辛いな」って思うのは、余計に不幸な話なんですよね。
だったら、もう行くことは確定、やることは確定で、その中で自分が早く帰るためにはどうしたらいいだろうとか、自分が出世するためには、評価されるためにはどうしたらいいだろうってことに思考の力を割いて欲しいんですよ。
一度動き出したら、もう後でなんかネチネチ「これで良かったのかな」なんて悩まないのは本当に大事なんですよね。
走り出したら考えない
結構、自分でビジネスを始める人で、こういうサービスをリリースする、そのための集客としてブログを書く、そして商品を作ると決めて、
走り始めた後になって、やっぱり俺のブログなんて誰も読まないんじゃないだろうかって止まっちゃう人は多いんですよ。
それが走り出した後に考え始めちゃったってことなんですよね。
一度ブログとか、そういうものを作ると決めたなら、完成させるまでは走り続けた方がいいんですよ。
で、完成した後に「これをもっと良くするには」って考えたらいいんですよね。
作ってる最中に考えちゃいけないんですよ。
もうやることが決まったら、あとは四の五の言わずに突っ走った方が早いんですよね。
ある程度、分岐点とか、分かりやすいところに到達した時に一度振り返って、これからの進むべき方向を考えればいいんですよ。
止まる理由を考えない
そういう風にマイルストーンというか、分岐点に行く時に考えればいい話なんですね。
道は一本しかないのに、そこまで行かないで考えてしまうと「走るべきか・走らざるべきか」となってしまって、しんどいから走るのはやめようってなるんですよ。
だから頭を使って色々考えた結果が、ストップになるんだったら、それはその人が不幸にしかならないんですよね。
ある程度走った上で、自分が幸せになるためにはどっちの方向に走ればいいのか。
そういうことを考えることにだけ頭を使って欲しいんですよ。
頭を使えとか、自分で考えろとか、より良くするための工夫をしろって言葉だけ聞くと、当然のことで全部やるべきことなんですよね。
ただその微妙な方向性の違いを勘違いしてしまうと、それは良い方向に行くところが悪い方向に行ってしまう。
この「考える」というベクトルをどっちに向けるのか。
これがすごく重要で、間違えないで欲しいっていうのが今日のお話でした。
それでは今回は以上となります。ありがとうございました。
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