どうもこんにちはGです。
今回は「ビジネスは確率論だから数を打て」というお話をしたいと思います。
目次
起業したいけど失敗が怖い…
「成功する方法」を学ぶ危うさ
自分のビジネスを立ち上げたいとか、自分の力でお金稼ぎたいと思ってる人は、当然失敗したくないわけですよね。
成功して、できるだけ効率良く、沢山の成果を出したいと思ってる人がほとんどだと思います。
それ自体はその通りなんですけど、絶対に正しい、絶対に最大利益が出るやり方はないんですよね。
絶対に利益が出るやり方を求めて、コピーライティングやマーケティングを学んだり、いろんな手法を学んだりするわけですけど、相手は人間じゃないですか。
人間はそれぞれ考え方とか好みが全然違うので、絶対に正しい方法というのはないんですよ。
あるのは多くの人に通じやすい方法だけなんですよ。
データで見ることによる弊害
特にインターネットビジネスとかでは、100人にアプローチして、何%反応したから、
良いとか悪いとかの数値でしか見ることはできないんですが、
その100という母数は、全員が人格を持った一人の人間ですよね。
そしたら一人一人に考え方とか価値観があるわけですよ。
そうすると、100人のうち15人が反応してくれたから、この私の考え方はいいんだ、私のオファーは正しいんだって思ってしまうと、
逆に残りの85人には受け入れられなかったということを逃しちゃうわけです。

もしかしたら別のオファーをすれば、残りの85人のうちの20人が動いたかもしれないわけですよ。
でもそれはタラレバというか、もう分からない話なんですよね。
オファーは1回しかできないし、同じ人達に2回目のオファーをかけたら、1回目ありきで判断されちゃうので、全て動いてしまうんですよね。
だから一度しかチャレンジができないから、絶対にこっちが正しいとか良かったなんてものは分からないわけですよ。
ベストな一回よりベターな数回
だから「どれがいいだろう」とあんまり時間をかけて迷うのは、とってもチャンスロスで、もったいない話なんですよ。絶対の正解はないんですから。
ある程度、最低限の押さえるべきところは押さえて、今の自分で一番いいと思うもの、もし先生とかがいたら、先生にOKを貰えたもので、まず突っ走るべきなんですよね。
突っ走って、人に声を掛ける、オファーを流すということをやって、それをどれだけ繰り返せるか。
どれだけ繰り返してたくさんの人にアプローチできるかの方が重要なんですよ。
つまり物凄く研ぎ澄まして、「成功率を10%にして、100人に1回だけアプローチする」より、
「成功率は5%で、100人に10回アプローチする」では、
当然後者の方が最終的な成果は高いじゃないですか。だけど意外とそれをやらないんですよね。
やることに恐れとか抵抗があるのかもしれませんけど、
失敗を恐れて行動しないというのが先行して、最小の行動で済ませようとしちゃうわけです。
まあ人間の本能もあるかもしれませんけど、それはとても勿体無いし、うまくいかないんですよ。
回数を増やすことしかできない
人間の価値観は、本当に驚くくらい人それぞれ違って、
何か同じ事件が起きたり同じものを見て、「素晴らしい」と感じる人もいれば、「最悪」と感じる人もいるわけじゃないですか。
だから「こういったもの作りました」とオファーしたときに、「素晴らしい!」という人もいれば、「いらない」という人も当然いるわけです。
しかも同じ人でも、そのときの体調とかで違う反応をしますよね。
例えば体を強くするためにマルチビタミンいいよって言われても、
健康な人はスルーするじゃないですか。まあそうだね、ぐらいな感じで。
でも風邪引いて、すごい体調悪くして、布団の中で落ち込んでるときに「毎日ビタミン摂ると風邪は防げるんですよ」と言われたら、財布開くじゃないですか。
そういう風に、その時の体調とかによっても同じ人間でさえ変わってしまうので、接触機会が多い方がいいんですよ。
相手がどういう状態かなんて、こちらは神様じゃないから分からないわけですから、
こちらにできることは、ただ相手が受け入れてくれるチャンスにぶつかる回数を増やす、それしかないないわけです。
いっぱいアタックすれば、そのどれかは当たるでしょと。
昔から言う「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる」とか「千三つ(センミツ)」という言葉と同じです。
最近センミツって知らない人が多いんですけど、千のうち三つ当たるみたいな意味で、
逆に言えば1000個チャレンジして、3つしか成功しないっていうお話なんですね。
歴戦の起業家でも10回に1回しか成功しない
今はインターネットとかでテストができるので、センミツとまでは言わないけれど、
それなりに成功経験のある起業家とかでさえ、10回に1つ以下だって言うんですね。
10個企画立ち上げてみて、1個成功するかしないか、それもうまくやってです。
だからそういう話になった瞬間、チャレンジしない人は、
「それだけ下地がある人ですら90%失敗するのか。じゃあ俺には無理だ」と思っちゃうわけですよ。
それで成功率高めるにはどうしたらいいか、100%成功するものはないか、と青い鳥探しを始めるんですよね。
逆に成功する人というのは、「10回に1回は当たるんだから、早くその1回にたどり着けるようにどんどんやらなきゃ」と思うわけです。
とりあえず10個やって、1個も成功しなかったら、それはきっと自分の力不足だから、20個やれ、30個やれって話ですね。
という風にそもそもの考え方の違いも大きいんですけど、根本にあるのは「数打ちなさい」ということなんですよね。
数打たずに少しでもその成功率を高めようというのは、すごく傲慢な考え方で無駄が多いんですよね。
つまり自分のアイデアとか自分のやってることを高めて、何とかしてやろうという考え方じゃないですか。
でも世の中には色々な人がいるから、逆に受け入れてくれる人を探す方が早いんですよ。
「俺のテクニックでなんとか受け入れさせてやる」って思うんじゃなくて、
今の自分でも受け入れてくれる人を見つけた方が早いという話です。
起業して失敗したくない人が知っておくべきこと
本番で戦うことの大切さ
もちろん、自分自身を高め続けることは重要ですよ。
でもこんなのは言われなくてもやる最低条件みたいなもので、その前提の上で、
さらに高めるのではなくて、マーケットに出て戦えという話です。
例えば歌を練習するときも、家でパソコンの前とかスマホ見ながら、ボソボソ何回も練習するより、
カラオケボックスで、一回大勢の前で本番として歌う方が上手くなるんですよね。
つまり素振りを沢山するより、試合に一回出た方が実力は上がるわけです。
もちろんそれは練習ありきですけど、それと一緒で本番でしか得られない物はすごくたくさんあるわけです。
やはり本番には、上手くいかなかったときの痛みがあるので、その痛みを逃れるために自分はグッと成長するんですよ。
でも自分の中だけで、シミュレーションでの学習というのは、痛みがないんですよね。
まあ多くの人はそこから抜け出したくないんですけど、成長もないんですよ。
本棚に同じテーマの本ばかりある
私もそうですけど、よく本を買う人は、本棚に同じような本が入ってるんですよね。
同じようなテーマについて別の作家が言ってたり、別の手法で書かれたりすることをひたすら何冊も持ってたりするんですよ。
それで自分の知識の再確認みたいなことをして、気持ち良くなってるんですよね。
自分の知識は正しい、まだ使える、イケてるみたいな感じで、少し新しい情報を得て、「なるほど、今はこうなっているのか」と満足する。
それは完璧に手段と目的が入れ替わっているんですよ。

だからも最初は勉強も必要です。勉強せずに飛び出していくのはただのアホです。
ただある程度勉強したのであれば、もうそれ以上の勉強は手段と目的が入れ替わってるので、あとはもうどんどん行動しなさいということです。
ビジネスというのは、自分のオファー(自分の商品)を受け入れてくれる人間に、どれだけ出会えるか、出会う為の母数をどれだけ増やせるか、ココしかないんですよ。
だから自分のコピーライティングを高めて、あそこで勉強して、ここで勉強して、成約率を高めて、
という暇があれば、どんどん書いて、どんどん出せということです。
それでちっとも売れなかったら、ようやく分かるわけじゃないですか。商品を自分でどんどん作って、どんどん売ってみたらいいんですよね。
そしたら思った以上に売れないので、そしたら「何がいけなかったんだろう」と見えるわけですよ。
例えば自分なりに素晴らしいと思っても、その素晴らしさが相手にちっとも伝わらなかったりとかがあるわけです。
そのときにようやく、自分と相手の違いというのが見えてくるんですよね。
自分と価値観が同じ人間は少ない
人間ってどうしても自分を基準に考えすぎるので、例えば財布事情まで自分と同じように考えちゃうわけですよ。
だから例えばですけど、ちょっと稼いでる人からすると、「3000円ぐらいのサプリメントは安すぎて心配だから飲まない」というんですね。
だけど普通の人は、100均のサプリメントとか普通に飲んでたりしますよね。
そうすると、そもそもの考え方が全然違うわけですよ。
自分の考えに凝り固まってしまうと、自分の知ってる世界の人間しかターゲットにならないわけです。
だけど世の中には、自分とは価値観の違う人間が沢山いて、逆に言えばそういう価値観の違う人間の方がメインであって、
そういった人達に自分のサービスをオファーしていこうと思うのであれば、広い社会に出ろって話なんですね。
沢山の人に会って、沢山の人に断られろと。
そうしてるうちに、自分(オファー)を受け入れてくれる人に出会えるので、それをいかに積み重ねられるか。
そこにしか成功はないというお話でした。
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