どうもこんにちは G です。
今回は、謙虚をこじらせて相手を否定しないということについてお話したいと思います。
褒められた時の上手な返し方
「全然そんなことないです」がダメな理由
自分に自信がなかったり、自己評価の低すぎる人は、他人に褒められると否定してしまいますよね。
例えば、若く見えますねって言われたら「いやいや、もう歳ですよ」と言ってしまう。
最近仕事頑張ってるねって言われたら「全然そんなことないです」みたいに言ってしまうと思います。
これは謙遜のつもりで言ってると思うんですけど、結果的に相手の言葉を否定してしまっているんですね。
もちろん、自分の中では、それを認めてしまうと偉そうとか調子に乗ってるという風に取られるかもしれないし、そもそも自己評価が低いので、そんなに自分は大したことないと思ってるから、素直に受け取れずにとりあえず否定してしまっているだけだと思うんですね。
ところが少なくとも、相手がそう思ったのは事実なわけです。
その相手の感想まで否定してしまうのはおかしいんですね。
相手としては、「こういう風に感じました」という感想を言っているだけなんですね。
だからこういうときは、一旦相手の意見として受け入れてみたらいいんですよ。
相手の意見は相手のもの
こう言うと、じゃあ他人の意見は何でも聞かなきゃいけないのか、言いなりになるのかって過剰に勘違いする人もいるんですけど、そうではなくて相手の意見は相手のものなんですね。
そして自分の意見は自分のものじゃないですか。
だから互いに自己を確立した大人として考えた場合、他人には他人の意見がある、自分には自分の意見がある、すごく当たり前の事なんですよ。
で、他人の意見と自分の意見は違うことがある、それは仕方がないことなんだと。
前提条件やベースが違うから、誤解も生まれるし、逆に理解も生まれるんだっていう風にフラットに冷静に考えるべきなんですよ。
でもそれが出来ない人は、他人の意見が自分を侵食する、自分を支配しようとするような攻撃に見えてしまうんですよね。
だから他人の意見に過剰に反応して、他人の意見を否定したがるわけです。
他人の意見にすぐキレる人は、自分と他人の精神的な区別がついていないすごく幼い精神構造をしているんです。
だからこういう人は他人に否定されたときもすごくショックを受けてしまうんですよ。
相手が言ってきた言葉は、相手個人の感想であり、それが正しいか正しくないか全然別の問題だと。
そして自分は自分の意見を持っていて当然だし、それが正しいかどうかも客観的に見るとよくわからない話なんですね。
褒められ上手になる方法
仮に他人の意見は自分にとって受け入れ難いものであっても、それはそれで他人の意見だから仕方ない、「相手はこう思うんだな」ということは認めましょうっていうことなんですよ。
その上で「自分はこう思う」という風に相手と自分の違いを認めることが大事なんですよね。
だからもし若く見えますねって言われたら、全然そんなことないですよって否定してしまうのではなくて、
「え、若く見えるんですか。嬉しいです。ありがとうございます」という風に受け入れてみるんですよね。
その上で、「でも自分は全然そんな気がしてなかったんですよ」と自分の意見を言えばいいんですよ。
別に相手と自分を敵対関係にせずに、二つの意見をまとめただけじゃないですか。
でもコミュニケーションとしては、この方が成立するわけですよ。
仕事頑張ってるねって言われた時も、「いやいや、全然頑張ってません」と言うのではなくて、
「自分なんてまだまだ、もっと頑張らないといけないと思ってるんですけど、そういう風に見てもらえるんだったら嬉しいです。もっと頑張りたいと思います」と言えば、相手も嬉しいし自分も嬉しいじゃないですか。
やっぱり「好きの反対は無関心」という言葉があるように、自分に対して何らかの意見、それが例えばお説教であったとしても、言ってきてくれるのは、自分に対しての関心を持ってくれてるわけです。
だからそれに関しては、ある意味感謝してもいい話なんですよ。
たとえお節介であろうが、マイナス意見であろうが、絶対従わなきゃいけないわけでもないので、何か言ってくれたことに対しては、一応フラットに受け取ったらいいと思うんですよ。
その上で、自分の意見と違うのであれば議論すればいいし、嬉しい意見であればお礼を言えばいいんですね。
だけど自分のことしか考えてない、自分の考え方しか認められない小さい世界で受け取ってしまうと、自分の意見と合致しないものは否定してしまうんですね。
やはりこういう人はコミュニケーションで失敗してしまうわけです。
だから気を付けた方がいいというお話です。
今回は以上となります。ありがとうございました。
コメントを残す