どうもこんにちはGです。新年あけましておめでとうございます。
2019年になって最初ということで、いつも通り新しい年を迎えるにあたって考えたいこと、これから自分が生きていくにあたって心がけたいことについてお話したいと思います。
とは言いながら、お勉強コンテンツではないので、気楽に聞いてもらえたらなと思います。
目次
いま起きていること
テクノロジーの進化が早い
今は本当に世の中の進化が早いと思うんですよね。ものすごいスピードで進化しています。
しかし、みんな自分の仕事に関することとか、自分自身が直接関わってること以外にはすごく疎いんですよね。
でも世の中のテクノロジーの進化というのが、今とんでもないスピードになってるんですよ。
人類の文明というのは、テクノロジーによってどんどん進化して変化していってるわけです。
昔の例で言うと、産業革命の起きる前と起きる後、人々の働き方とかそもそもの世の中を動かす動力とか基幹というのが大きく変わりましたよね。
同じくインターネットというのが現れて、これが仕事に使えるようになる前となった後、それまではもう封筒と紙でやり取りしていたものが、メールで済むようになったという一大的な革新。
そういったことと同じぐらいの大きな革新が、いま来はじめているように思います。
そういうテクノロジーが進化しているといっても、具体的にどんなことが起きてるのかピンと来ない人も多いと思うので、実際の事例をお話したいと思います。
AI はもう仕事を奪っている
よく AI については皆さん聞かれると思うんですよ。AI が仕事を奪うとかどうとかね。
しかし AI というのは、もうスマートフォンの顔認識、指紋認証をはじめ、ありとあらゆる場所で始まっているんですよね。
インターネットでチケットを買う方とか、旅館を取る方もたくさんいらっしゃると思うんですけど、こういったところにも AI のダイナミックプライシング(Dynamic Pricing)というのが導入されていて、宿泊料など需要に合わせて変動させるんですね。
これまでは旅館側が、繁忙期は高めに、閑散期は安めに設定していた金額で出ていただけだったものが、 AI が人々のニーズを読み取って、相応しい、そして販売者側にとって利益が最大化された状態の金額になるように、自動でどんどんと価格調整をしていくわけです。
ちなみにこういうものは、もう野球とかのスポーツのチケット等でも導入されていて、人気がある時のチケットっていうのは、上手に値段が上がっていくんですね。
たとえ週末であろうと、人気がないときは値段を下げてたくさん売れるようにする。
そういう風にこれまで人間が勘所でやっていたようなものが、全部自動化されて最適化された形になっていっています。
3Dプリンターは他人事ではない
他にも3Dプリンター、これ結構別の世界の話というか、あまり関係のない話のように思われているかもしれませんけど、これも物凄い一大革命的なもので、3Dプリンターで車が作れる、家が作れるっていう風になっているんですね。
しかもそれが、技術的に可能っていう話じゃなくて、もうできているんですよね。
電子機器とタイヤ以外は、もう車は全部3Dプリンターで作れたりします。
家もコンクリートを噴霧して作ることで、100万円ぐらいで3Dプリンターの家を建てられるというサービスが、アメリカやドバイではスタートしています。
となってくると、今はツーバイフォー(2×4)の部材を買ってきて、ただ建てるだけの家というのが安くて便利って言ってるわけですけど、それも将来どうなるか分からないですよね。
そして色々ありとあらゆる分野で、そういう技術的なイノベーションっていうのは起きてて、例えばさっき言った建築の現場で言えば、25年前30年前に作ったコンクリートっていうのは、だんだんもろくなってきて、そろそろ建て替えが必要になったりするわけですけど、
最近作られてるのは、「生物利用型自己治癒コンクリート」という中に取り込まれたバクテリアが、ひび割れを自動修復する、つまり怪我が治るコンクリートというのも作られ始めています。
同じくスマホのガラスとかに、傷が直るガラスっていうのも一部では使われていますよね。
3Dプリンターというのは、とんでもないポテンシャルを秘めていて、チョコレートとか料理を3Dプリンターで作る。
人間では加工することができない形のものを作って、新しい食感を作ってみたり、3Dプリンターを普及させるために、3Dプリンター自体を3Dプリンターが作るという様な面白いことももう始まっています。
さらに言えば、3Dプリンターは立体的に何かを作り上げることができるので、材料を一組織的なものにして、将来的には臓器を作るとか、怪我をした部分の筋肉をプリントするようにして作って、怪我を立体的に癒すというか、物理的に欠損した部分を3Dプリンターで作って補ってしまうという発想も今進んでいます。
農業のジャンルにおいても、これまで衣料品として研究されていた微生物とかそういう遺伝子治療、成分の解析を農業のジャンルにくっつけて、これまでで言う品種改良ではなく遺伝子改良的な農業っていう分子農業とかそういったものもどんどん進んでますよね。
キャッシュレスは世界の潮流
電子マネーに関しては、いま国が最も力を入れているように、もうお金のキャッシュレス化っていうのは世界中の流れになっています。
大体、2年前くらいのデータで韓国や中国はもう55%がキャッシュレスなんですよね。
でも日本は18%とものすごく遅れてるんです。
でもこれはもう世の中の流れとして必要な流れだから、世界中がそちらに向かって突っ走ってるんですよ。
凄かったのは、インドで2016年ぐらいに首相がいきなりテレビに出てきて、4時間後にインドで流通してる紙幣の中の上の2つは4時間後に使えなくなりますと。そして一定期間以内にその紙幣は銀行に入れなかったら紙くずになりますっていうとんでもない力業でキャッシュレスを進めたんですよね。
しかもこれはただのキャッシュレスだけではなく、タンス預金とか、もしくは言ったら闇組織とかマフィアとかが蓄えてる地下マネーを洗い出すことにも繋がったんですよ。
高級紙幣を蓄えていたところで、全部それが紙くずになってしまったらしょうがないから、何とかしてわかりやすい現金にするしかないですよね。そういう風にして地下マネーが出てきたんですよ。
そういう国とかにとっても、いろんな形でマネーのキャッシュレス化は意味があるんですよね。
だから国自体が、現在いろんな企業がやっているキャッシュレスも推し進めています。
皆さんもお使いのチャットソフトの LINE ですが、 LINE で支払いができる LINE Pay ってありますよね。
これはクレジットカード的にコンビニとかいろんな支払いができるだけでなく、ここから直接、投資信託にお金を入金することができたり、友達との飲み会の割り勘をすることができたり、
さらに言えば、市民税とか府民税とかそういった税金を LINE という、いち企業の作っている LINE Pay で支払うこともできるようになっています。
フリーランス的な働き方が増える
働き方の世界においてもそうですよね。
フリーランスっていうのは、これまでは正社員になれなかった人とか、もしくは正社員が務まらない自営業者的なイメージがありましたけど、これからの時代の働き方としては、そちらの方が適しているっていう形でどんどん大きくなってるんですよね。
アメリカの大体30,40%の人は、フリーランスの形で働いていまして、これは2020年までに50,60%は超えるだろうと言われています。
「半分ぐらいか」と思われるかもしれませんけど、その人たちの市場規模っていうのは1兆円とか超えてるんですよね。
日本はだいたい全てにおいてアメリカの後追いをやってるので、日本においてもフリーランス的な働き方はどんどん増えると思います。
このフリーランス的な働き方というのは、誤解しないで欲しいんですけど、フリーターとかそういうのじゃなくて、自分のスキルや能力ひとつで複数のお客さんや法人を相手に仕事をしていくスタンス、日本で言う個人事業者的なスタンスですよね。
そしてプロジェクト毎に集まって、プロジェクト毎に解散して、というような働き方のことです。
この形が、今の世の中の流れに沿っているからこそ、そういった人たちに対するワーキングスペースを提供するサービスが、物凄く今発展していますし、それに対してソフトバンクが何百億か投資していましたよね。『WeWork』とかいうサービスに。
そういった所をきっかけに新しいビジネスが始まったりもしています。
ちょっと長くなりましたけど、いま述べたのはほんの一部で、もう全ての産業、医療とか農業、建築、水産、畜産、ありとあらゆるところで、そういったテクノロジーをベースとした大きな変化というのは始まってるんですよね。
働き方とか、そういったモノではないところでも大きく始まってるわけです。
これから起こること
過去の成功事例が通用しなくなる
一方、そういう色々なサービスなどのインフラが整うことによって、新しいチャンスがこれまではよく生まれてましたが、逆にみんながいろんなアイデアをチャレンジできるようになった結果、
自分のアイデアを人に知ってもらうとか、使ってもらう為に莫大なコストがかかるようになって、今はアイデア一つで勝負するのが難しくなってきてるんですよね。
どういうことかと言うと、昔はクレジットカードで決済するとか、インターネット上で予約をするっていうのは、まあまあ難しい技術だったんですよ。
でもそれが誰にでも使える形で、 PayPal とか、そういう予約システムという形で、一般的に普及されました。
そしたらどうなったかというと、その2つと空いている部屋を持ってる人を組み合わせて、Airbnb(エアビーアンドビー)という民泊サービスが生まれました。
あれはアイデア一発なんですよね。難しい仕組みは全然ないんです。
本当、WordPress とかのホームページとかブログを作るソフトと決済機能、あとは予約機能があっただけなんですよね。
技術的には何も難しいことはなくて、アイデア一つで出したと。
そしたらそれが世界中に広がって、とんでもない規模のビジネスになったわけですよ。
元々、Facebook とかそういった SNS的なものもそうですよね。
SNSは日本の mixi とかだけではなく、もう何十何百とあったわけですよ。
それが、たくさんあれば全部がうまくいくかとか、SNSブームだから、後からやってもうまくいくというわけでは当然なくて、強いやつだけが残って、いくら良いアイデアがあろうと、誰にも知ってもらうことができなかったら、消えていってしまうという状態になっちゃったわけです。
だから、昔はビジネスをするっていうのは、大企業的な大資本がなければ難しかった。
だけど色々インフラが整ってテクノロジーが進んだから、小資本でアイデア一つでできるようになってきた。
ところがまた一回りして、そういったアイディア一つで頑張っている小資本の新しいサービスが増え過ぎたせいで、その中から抜きん出るためにはやっぱり資本が必要となってきた。
ヘーゲルが言う螺旋的発展っていうやつで、常に人間の発展っていうのは、しばらく経つと一回りして元の場所に帰ってくるんですね。
元の場所、その代わりもうちょっと高い場所に帰ってくるんですよ。
これまでは、その一回の発展がゆっくりだったんですよ。
手紙がEメールになるように、媒体は変わっても情報をやり取りするというものは、元に戻ってきましたよね。
手紙から電話になって、もう手紙なんかいらないんじゃないって言ってたのに、一回りしてメールに帰ってきた。
これが一周(螺旋的発展)なんですよ。
これと同じようなことが、人間の社会全てにおいて起きるわけですけれど、その回転がものすごく早くなってるっていう事なんです。
結局、こういう風な社会の変化が目まぐるしくなっていくと、もう常にアンテナを立てて新しい情報を取り入れ、そして自分の頭で考えて判断して、何かを作り出して生きていかないと、もうその流れには乗れないんですよね。
そうするとどうなるか。
これからもっと大きな、様々な意味、局面での二極化が進んでいきます。
あらゆることが二極化する
いま二極化って言えば、お金を持ってる人と持っていない人みたいな、そういう二極化になってると思うんですけど、
それだけではなくて、やはりリテラシーの高い人低い人、頭の良い人悪い人、家族を増やす人増やさない人、ありとあらゆる意味での二極化の差がもっともっと開くんですよね。
もちろん、全てにおいて持つ者、持つ側に入る必要はないと思います。
どちら側に行きたいかは自分の価値観次第です。
ただ持つ側に行けば、それを持つことも持たないことも自分の意思で選択できるんですけど、持たない側に入ったら、それ以外は選べないっていうことなんですね。
これは現象としては同じでも、やはり自分の中では大きく違うことだと思います。
美味しいものも美味しくないものも両方食べることができる状態で、今日は美味しくないものを食べよう、というのは変ですけど体に良いものを食べようとか、安く済ませようっていうのを選ぶ、これは心にストレスがありません。
しかし、そもそも高級な美味しいものは一切選べない、食べられない。その状態で自分の手に入る安くてジャンクなものしか食べられないっていうのは、健康も害しますし、ストレスもありますよね。
つまり人間というのは、自分らしく生きたい、楽しく生きたい、後悔せずに生きたいっていうときに、やはり大事なのは、自分の意思で選べることなんですよ。
そして、この持たざる側、つまり二極化の下の方側に入ってしまうと、自分の意思で選べないっていう状態にどんどんなっていってしまうわけです。
だから、別にお金が大事とかお金を稼ぐためにっていうわけではなく、あなたがあなたらしく生きるために、あなたのしたいように生きるために、この二極化の中で持つ側に入らないといけないんですよ。
そのために必要なのは、これからは情報と自分自身のアップデートなわけです。
オススメの正月の過ごし方
だから2019年、是非お勧めしたいのは、まずは一冊新しい本を買ってください。
本屋さんに行くのがお勧めですけど、近くになかったら Amazon でもいいと思います。
そして普段自分が買いそうなビジネス書とかノウハウとか心理学とかじゃなくて、普段の自分ならちょっとスルーしてしまうような、なんか最新の技術書とか業界の本とか、日経の出しているテクノロジーの本とか、あとはニュートンとかそういう科学雑誌とかでもいいと思います。
もしくは学生向け、中高生向けの「子供の○○」みたいな学習書でもいいと思います。
かなり今時のテクノロジーを子供にも分かるように分かりやすく説明してくれてたりします。
つまり自分が普段なら買わないであろうものを買って、そしてこれからの世の中について書いてある、そして今の世の中について書いてあるものを買って、是非お正月の内にしっかり読み込んでみてください。
それを人に誰かに説明できるぐらい読み込んで、実際にぜひ家族とか友達にも話をしてみてください。「ねぇねぇ知ってる?こういうのあるらしいよ」っていう感じで。
よくお正月明けてから、職場で「お正月何してた」って聞かれた時に、テレビ見てたとか溜め込んでたビデオ見てた映画見てたゲームやってたって話をするより、
そこで一つ新しいことをしてた、先端テクノロジーについて調べてた、ある業界について学んでたっていう風なことを言った方が格好良いし、あなたを変えるきっかけになると思うんですよね。
そういう小さなきっかけの積み重ねが、大きな変化をもたらすので、まずはこのお正月、これほど世の中が大きな勢いで変わってるなら、自分もその流れに乗らなきゃいけないと。
そのためにはまず大事なこととして、まず一歩、一つ新しい情報を入れてみよう。
という風な考えで、お正月を過ごしてもらえたら、皆さんにとって有意義なお正月になるんじゃないのかなと思います。
それでは長くなりましたが以上となります。
今年もよろしくお願いします。ありがとうございました。
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