どうもこんにちは G です。
今回は「力技で仕事をしない」ということについてお話したいと思います。
力技で仕事をしないっていう事に関しては、以前も似たようなことを話したことあるんですけど、今回言いたいことはもっとシンプルな内容です。
仕事ができる人ほど「力技」に頼る
能力があるからこそ陥る罠
毎日仕事をしてると、うまくいかないことってあると思うんですよ。
例えばトラブルがあったとか、思ったようにいかなくて慌てて急いでやったとか、残業してやったとか、やり方を変えてやったっていうことですね。
こういう力技でなんとか辻褄を合わせたとか、なんとかしましたっていうことは、たまにあると思うんですけど、これを無くしましょうというのが今日の話なんですよ。
人間というのは、何か小さいことでも成し遂げると、すごい満足感が得られるんですね。
だから例えば仕事でトラブルが発生して、自分がそれを解決したら、すごく満足度が高いんですよ。
いっぱい仕事したって思っちゃうんですよね。
クレーム対応とかトラブル対応をして、それをこなしたら、こんなものを処理できる俺ってすごいと思っちゃうんですよ。
そういう小さな達成感が存在しちゃうから、何かヤバいときとかに「じゃあ俺がなんとかします」とか「これぐらいのは何とかなります」みたいに自分が力技でそれをクリアしようって思ってしまうことが非常に多いんですね。
会社側は力技で仕事をして欲しくない
ところが仕事にとって大事なのは再現性なんですよ。
つまり誰がやっても同じように同じクオリティーで達成されることが実はすごい大事なんですよね。
属人性とも言いますけど、人に依存してしまう、人に属してしまう成果というのは、実は価値が低いんですよ。
その人がやってくれないとダメっていうことになるからですね。
でも人間は承認欲求というか、俺が俺がっていう気持ちがあるから、意外と自分の仕事を属人的にしやすいわけなんですよ。
「俺だからできたんだ」ってしたいんですよね。でもそれをすると、結局自分以外の人にはできなくなってしまうんですね。
つまり再現性が低いということになって、それは会社という組織単位で見ると価値が低いんですよ。
職場に「欠かせない人」になるのは気分がいい
これは視座の問題なんですけど、自分の承認欲求的な視座から見ると、力技で問題解決するのは、自分にとっては気分がいいんですよね。
ところがその人が問題解決能力が高くて、その人だから出来たっていうのは、会社にとってはあまりよろしいことではないわけです。
例えば、1人の優秀な人がいて、残り99人の一般的な人がいるより、100人の普通の人がいた方がいいんですよね。
だからそういう意味でいうと、力技で問題解決できることがいいと考えるのではなくて、力技が必要になった状況をもたらしたことがいけないと。
つまり目を向けるべきは、そのトラブルに対して、どのように対応できるか、どのように対応したかという先を見るのではなくて、それが発生した原因とか準備のところなんですよ。
結局、力技が必要な問題が発生してるということは、その問題が発生する理由がもっと過去にあるはずなんですよね。
そこを見つけて、今後それが起きないように処理をする、今後に活かすことが、本当の意味で大事なことなんですよ。
仕事のできる人が目指すべき次のステージ
それができれば、ある意味仕事の手離れがいいというか、他の人にやらせることができるようになるんですね。
これは組織だけじゃなく起業家単位でも自分はもっと次の仕事に進めるんですよね。
だけど起業したい人というのは、ある程度優秀な人が多いから、「自分が自分が」ってそういう仕事をやればやるほど、自分のキャパがいっぱいになって企業は伸びなくなるんですね。
だから「『俺ならばできる』は馬鹿の発想、天才は『誰でもできる』を活用して伸びていく」っていう言葉があると思うんですけど、
結局そういうことで、「俺だからできるんだ」っていうのは小さい世界での勝どきをあげているだけなんですよね。
そうじゃなくてビジネスの世界、広大なこの社会の中で上に行きたいと思ったら、他人の力を使って上に上がって行くしかないわけです。
だから自分にこだわることが逆に悪であるということです。
だからこそ他人がやってくれて問題なく仕事を進められるような状況を作ることこそが、本当の意味で大事だということを覚えておいて欲しいと思います。
それでは今回は以上となります。ありがとうございました。
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