どうもこんにちはGです。
今回は「行動の基準をどんどん数値化する」というお話をしたいと思います。
目次
頑張れない人は「数値化」をするべき
なぜ数値化が必要なのか
行動の基準を数値化するというのは、最近よく言われる定量化する、行動の目的を定量的に決めるということなんですね。
なんかマイルールというか、自分が行動する基準というのは人間みんな持ってるはずなんですよ。
シンプルに言えば、お腹が減ったら食べるとか、12時になったからご飯を食べる。肩が痛いぐらい凝ってきたからマッサージに行く。汗臭いと感じたからシャワーを浴びる。
全てこれトリガーというか、基準があってその行動をしているわけですよね。
つまり人間は何かがあったから行動する、もしくは何か要件を満たしから行動するというのを無意識にやってるわけですよ。
そういういついつまでにやろうとか、どれぐらいのことをやろう、もしくはどれぐらいになったら行動しようという基準を感覚的に決めてる人がすごく多いんですよ。
でも感覚的なものなので、その時の体調とかによって大きくブレてしまうんですよね。
感覚的だと行動ができなくなる
例えばですけど、ご飯とかを大量に食べ過ぎた後は、しばらくは食べない方がいいんですよね。
しばらく食事をしないで、そのカロリーを全部使い切ったら、当然脂肪としては蓄えられないわけですよ。
だけど、まだそのカロリーが体内、血液内にあるうちに食事をしてしまうから、血糖の値が上がりすぎて、こんなに上げちゃいけないと保存する方に回されるわけです。
そしてインスリンが出て、肝臓に蓄えてみたいな感じで、肝臓に蓄えたものも溜まりすぎたら今度は脂肪に変えて、みたいなことが身体の中で起きるので太ってしまうわけです。
だからまず体内を回っている栄養が、全部なくなるまでは次のものを食べないようにしておけば、たまに食べ過ぎても太らないわけですよ。
だから食べ過ぎた後はしばらく食べない方がいい。これは知識としては普通の話だと思います。
ところが、しばらく食べない方がいい、前食べたカロリーがなくなるまで食べない方がいいっていっても、それがいつなのかってことですよね。
実際、カロリーなんて目で見えるものじゃないですから、しばらく食べない方がいいっていう感覚的に行動基準を捉えていると、
そうは言っても半日経ったしなあとか、お腹空いたしなあ、ご飯誘われたしなあという基準で食べ始めてしまうことが多いんですよ。
我慢できるときは、10時間だって我慢するけれど、小腹が空いちゃったときは、6時間後には食べてたとか、そういう風にすると、このルールを守れば食べ過ぎても太らなくて済むっていう正解はあるのに、そのルールが守れなくなるんですよね。
だけど、これは数値に置き換えると、「しばらく食べない」じゃなくて、「16時間は間を空ける」って決めておけば、誰であれ、どんな体調であれ16時間という明確な目安として行動ができるようになるわけです。
16時間空けると、大体前に食べたもののカロリーが一通り消費されるので、そのあと食べた物は、蓄える方にはいかないわけですよ。
よく海外の『リーンゲインズダイエット』とか、色々なやり方でそういう話があると思うんですけど、一つの基準が16時間なんですよね。
これも16時間という基準を課したことによって、一つのノウハウとしてちゃんとできるようになって、結果が出せるということです。
頑張れない人に欠けている視点
「今度こそ頑張る!」では頑張れない
仕事を例にすると、今年は営業をバンバンやって、新しいお客さんをどんどん獲得して、売上を上げていくぜと頑張ろうとする場合、そのバンバン上げるのがいくらにするんだって話ですよね。
今年は「去年の倍頑張ります」というなら、何を倍頑張るのか。売上の数値として倍にしますといえば、そのために必要な行動も見えてきますよね。
だけど、それをせずに「今年は去年よりも高い数値を出したいと思います」みたいな逃げの入った決め方をしてしまうと、
感覚で今日は疲れているから止めておこうとか、去年よりは頑張っている気がするからもういいやっていうことになりやすいんですよ。
大事なのは、数値に置き換えることで、目指している目標と現状が繋がるんですね。つまり未来と現在が繋がるようになるんですよ。
例えば、売上を1000万円にするという風に数値を決めるとします。お客さん1人あたりの単価が50万円だとすると、20件獲得しないといけないですよね。
じゃあ自分は何人に声を掛けたら1件の成約が取れるかを計算すると、100人に1人の成約だった。
すると2000人に営業活動をかけていかないと、20件の獲得ができないことがわかるわけです。
じゃあ2000人に営業活動をかけようとして、年間例えば休日を除いて200日前後しか働かないのであれば、最低1日10件はアポを取らないと、そのノルマを達成できないですよね。
1日10件アポを取るためには、どのような準備が必要で、どのよな時間配分が必要かというのが分かってきますよね。
もうその通りに行動するしかないわけですよ。
なのにそこまで決めた数値を基にもっと細分化して、現時点で何をするかということまでを数値化する、定量化して、行動を決めていくところまでいかないと、
なんか今日は疲れてるしもういいや。また頑張ろう。後で頑張ろうって思って、「やっぱり1000万円って遠かったな」って話をしてもキリがないわけですよね。
最後に一発逆転みたいなものを目指してもしょうがないわけですよ。
数値化をすると改善点もわかる
そういう風に細分化して数値で考えると、自分の立てている目標が、実際どれだけしんどいかとか、どれだけの準備が必要かというのが見えてくると思うんですよね。
そうなると、どこを改善したらそれができるのかっていう風に考えることもできるようになります。
だけど、例えば1000万ならなんとかなるんじゃない、大口が何件か入ってきたらいけるんじゃないっていう感覚で捉えてしまうと、来週から頑張ればいいんじゃないみたいに思いがちなんですよね。
でもそれをやると、実は休みの日以外は毎日10件アポを取る、1日休んだら次の日は20件いかないといけないって分かっていないから、
気が付いたら「休み。休み。休み」みたいな感じで、本当は1日100件くらいのアポを取らないといけない宿題を溜めちゃうことになるんですよ。
そしたらもう実現不可能ですね。
みたいな感じで定量化しないから、自分がゴールに向かっているかどうかも自分で気付くことができないんですね。
人間の感覚というのは、基本的に楽観的なので、後でなんとかできるだろう、なんとかなるだろうと思って、結局何もできないっていう風になっちゃうわけです。
今ビジネスの話で言いましたけど、ビジネスだけじゃなくて、先ほどの食事の話でもそう、筋トレの話でもそう、何か新しいことを試してみるのでもそうなんですよ。
自分の中に数値化したルールという行動基準を持っておくんですよ。というか行動基準を数値化しておくんですね。
例えば、どんなに汗をかこうがかくまいが、24時間に一回はシャワーもしくはお風呂に入るとか、身だしなみとして週に一回は鼻毛をカットするとかを決めておくんですね。
それを忘れて、気が付いたら切ろうって思っていると、なんかうっかりして鼻毛が出たまま、客先に行ってしまうということが発生したりするわけですよ。
だから部屋の片付けとかもそうですよね。
また今度やろう、また今度やろうってどんどん汚くなる人が多い中、例えば汚かろうが、汚くなかろうが、毎日朝15分は必ず片付けをすると決めておくとかね。
そういう風にすれば、一定の基準は常に守られるわけですよ。
遅れを取り戻すために頑張るのはおかしい
人間は凄く頑張ったときというのは印象に残るので、凄く達成感が出ちゃうんですけど、凄く頑張った日と、そんなに頑張らなかった日を並べていくと、どっちかというと最終的には平均以下になるんですよね。
それよりもごく当たり前レベルでいいので、平均をずっと守り続けた方が、結果的には絶対いいんですよ。
だから頑張る必要はないというか、平均レベルの基準を満たした上で頑張ることは意味があるんですけど、
昨日はできなかったからとか、昨日はサボっちゃったからみたいな遅れを取り戻すために頑張るのはおかしいんですよね。
そもそも遅れないようにすることが一番大事なんですよ。
で、遅れを取り戻す為に頑張ると言っている人は、そこまで頑張れてもないんですよね。
そんな人が、後で頑張って辻褄を合わせた例なんて、ほぼないんですよね。
頑張れない人と頑張れる人の違い
自分で数値を決めておく
人間というのは、時間の感覚もないわけですよ。
例えば、3日後と1週間後というのは、数字として考えれば違うのは分かりますよね。
だけど概念として、3日後の違いと一週間後の違いって理解できないっていうか、数字以外で言葉にできないじゃないですか。
3日後はこれぐらい長い。1週間後はこーーーれぐらい長いとは言えないですよね。
だから認識できないんですよ。
感情とか時間とか空間とか、分かっているつもりで認識できていないものが物凄く多いんですよ。
それを認識する唯一の方法が数値化なんですよね。
だから数字の発明というのは、人類を変えたわけですけど、そういう便利なものがあって、答えはそこにしかないのはもう分かってるわけなので、
自分の行動、ルール自体を、どんどん数値化して、これぐらいやる、これぐらいは最低超える、ここを目指すという風に生活の全てというのはちょっと言い過ぎですけど、多くはそういう基準を決めておいた方がいいいんです。
例えば新しいことをやるときでも、うまくいかなくてやめようかなっていう風なことはあると思うんですけど、
それをたった2,3回の試行錯誤で思っちゃう人もいれば、50回、100回やる人もいるわけじゃないですか。
当然、それは50回、100回やった人の方がうまくいくし、それが積み重なって、将来大きな差を生むわけですよね。
だからいつも頑張れというのは難しい話なので、じゃあ何か新しいことをするときは、とりあえず50回はチャレンジするっていうルールを作っておくわけですよ。
例えば腕立てでも、やってみて、うわ、しんどい。ちょっとこれ無理無理って思っても、自分の中にある最低数が50であれば50はやると決めておくとか。
なんかジャムの蓋を開けようとして、これ開かないんじゃないって思ったときにすぐ諦めて別の方法を探すでのはなくて、50回くらいは力をいれてみるとかね。
それによってうまくいくというか、次にいくときってあるんですよね。
そこに乗り越えていく人と、乗り越えていけない人の差というのは、普段の当たり前の基準の差でもあるので、その当たり前の基準の差というのをそのときのテンションとか感覚とかやる気とかモチベーションで決めてしまわないように、数値化しましょうっていう話です。
モチベーションに依存する時点でダメ
よくモチベーションの話を聞きたがる人って多いんですよね。「モチベーションが続かないんです」とか「モチベーションを保つ為にはどうしたらいいですか」と。
でも実際答えとして、モチベーションに依存するような時点でもうダメですよとしか言えないんですよね。
だからモチベがなくても、モチベが底値でも、クリアできるものしか人間はクリアできないので、その当たり前の基準を上げる為に必要なものは数値化だという話です。
ぜひ何か小さいことからでいいので、試してもらえたらなと思います。今回は以上になります。ありがとうございました。
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