どうもこんにちは G です。
今回は人真似で成功する人・しない人ということについてお話したいと思います。
目次
モデリングの正しい方法
真似をすることは良いこと
まず勉強でもスポーツでもビジネスでも真似をすることは良いことなんですよね。
これを悪いことって捉えてる人は、もうセンスがないんですけど、よく「学ぶ」の語源は「まねぶ」って言われるように、うまくいってる人を真似るのは、当然ものを新しく学ぶ、もしくは身につける、スキルを習得することにおいては非常に優れてるわけですよ。
これはビジネスにおいてもそうで、上手くいってる人のやり方を真似をする。
それの何が悪いんだって話ですよね。
そこで、なんか変に自己流を出すと、よく言われる車輪の再発明みたいな感じで、しなくていい発明をすることになるんですよね。
だから真似をすることはすごく大事、今回のテーマで言うとビジネスでお話したいんですけど、ビジネスにおいてもうまくいってる人を真似ることはすごく大事だし、効率的なやり方なんですよ。
ところが、うまくいってる人と同じ商売を始めたとか、うまくいってる人がやっている集客方法を自分もやってみた、みたいに真似をしておきながら、うまくいかない人も結構いるんですよね。
そこの理由と、どうすべきかというのが、今日のメインテーマになります。
真似をしてうまくいく人
当然、うまくいく人というのは、表面的に見えない部分にうまくいく理由がすごくあるんですよね。
例えばですけど、ターゲットが違うと、そのビジネスを提供する側がやってあげないといけない事は変わってくるじゃないですか。
だけどそういうことも分かってない人は、表面的に真似をするから、例えば若者向けのサービスでヒットしたものをそのままお年寄り向けのサービスに真似をして、結局ちっとも受け入れられなくてうまくいかなかったと。
例えば若者向けにスマホでバンバン集客できて利益が出たから、その集客方法だけを真似して、それをお年寄りに使ってみたら、お年寄りはスマホをそんな使ってなかったから全然駄目だったとかですね。
そういう風な失敗をやる人が多いわけです。
これはまずターゲットによるケースバイケースが見えてないからですよね。
この見えない部分の方が、まさに氷山の一角みたいな感じで、見えない部分の方が成功する理由とか根拠としては大きいんですよね。
これは例えば高い営業成績を出すハイパフォーマーとかの話で言うと、よくコンピテンシーとか言われるように、普段から当たり前のようにやっている行動基準とか、行動のパターンみたいなものに成功の理由が潜んでたりするんですよね。
だから真似をするのであれば、そこから全部真似をしないとうまくいかないんですよね。
真似をしてもうまくいかない人
だけど、うまくいかない人というのは、いいとこ取りのやり方だけをすごい真似するんですよね。
なぜうまくいったのか、どういうところがポイントだったのか、そして何よりお客さんが何を求めているのか。
ここを意識せずにやり方だけ真似るから、やっぱりうまくいかないんです。
うまくいくやり方というのは、そのやり方でやったことをお客さんが求めているっていう事ですよね。
つまりお客さんが求めているものありきで、それを満たすもの、満たす条件を、そのうまくいくやり方が満たしているから、うまくいってるわけじゃないですか。
だからそのお客さんも含めて真似をするぐらいでないと、再現性はないわけですよね。
なのにお客さんを変えている。扱う商材も変えている。やっている自分、経験値とかスキルとか、コミュニケーション能力も変わっている。
それで、例えばメールを送るとかホームページを作るとか、Googleを使うとか、そういった部分だけを真似してもうまくいかない方が当たり前なんですよね。
だからそこの見えない部分も含めて、全部徹底的に真似る。
徹底的にパクるとか言ったりしますけど、そういったところも含めて、全部真似しないと意味がないわけです。
いいとこ取りの真似は全く意味がない、ということを本当に肝に銘じて欲しいと思います。
正しい真似のやり方
なんかちょっとだけ小ずるいとか賢しいレベルで賢い人っていうのは、すぐやり方を真似ようとするんですよね。
結果うまくいかない。
一方で、逆にちょっと頭の悪いって言うと失礼ですけど、決して高学歴とかではないけれど、もう勢いがあってパワーがある人というのは、本当にその何がいいか悪いかとかを自分で判断せずに丸ごと真似るんですよね。
その結果、そっちの方がうまくいったりするじゃないですか。
それはやっぱり見えない部分も含めて真似をしてるからなんですよね。
よく昔から本当に成功者を真似るのであれば、成功者と同じような口癖になって考え方になって同じ服を着て同じもの食べて、みたいなそこまで真似る人間も昔は結構いたと思うんですよ。
最近あまりそこまでする人は聞かないですけど、そういう例えば食べてる物とかやってる生活パターンとか、何時に起きるとか、全部そこにも理由があったりするわけですよね。
例えば、「お昼に炭水化物を食べないから午後のパフォーマンスが落ちない」という理由があって、お昼は炭水化物を食べないっていう成功ルールがあったとする。
でも「そこは別に好きなもん食べていいじゃないか」って思っちゃうと、午後のパフォーマンスは変わってくるわけで、やっているビジネスの内容は真似をしていても、やってる人間のパフォーマンスが下がってるのでうまくいかない、ということもありえるわけですよね。
だから本当にうまくいきたい、うまくいってる人と同じようになりたいと思うのであれば、もうその人をストーキングするぐらい分かること全てを調べて、それを全部徹底的に真似をするのが一番いいんですよ。
そのための一番の方法というのは、その人の側に行って、直接教えてもらって直接聞くっていうことなんですよね。
成功者は与えるのが好き
成功者というのは、結構自分の持ってるものを与えるのが好きなんですよ。
私の知ってる会長さんなんかも、持ってる服とか靴とかバンバン部下に与えたりするんですよね。
なんかもう巻いてたスカーフとか外して、「お前これやるわ」という感じであげたりとか、コートとかもその場で脱いで「おい、これ着て帰れ」ってあげたりするんですよ。
そういうのを何年もやってると、元々愛されているというか、尊敬されている会長なんですけど、その腹心的な優秀な部下は、その会長のコピーみたいな感じの人が増えていくんですよね。
そうすると、カリスマ性もあって優秀なトップのコピーみたいな感じのナンバー2ナンバー3がいっぱいいるわけなので、当然もうグイグイと組織全体が上に上がっていくわけなんですよ。
ここでもし「会長はこういうことを言うけど、俺は俺なりに」みたいな幹部がいっぱいいたら、そんな組織って同じ方向を向かないですよね。
だからやっぱりトップに立っている人間と同じ方向を向くから、ベクトルというのは太く強く長くなって力を発揮するわけですよね。
だから上手くやりたいのであれば、あんまり小さな自分流とか個のことにこだわるって全く意味がないんですよ。
自分らしさは必要ない理由
世の中の発展の過程を考えれば答えは出ている
そもそも今の経済が、今のような形でどんどん発展したのも、分業制にしてそれぞれ得意なことだけやろうみたいな産業革命があったからじゃないですか。
昔々の百姓の時代の様に、一人でこれもする、あれもするってしていると、結局意外と効率が悪いことが分かって、得意なことだけをやって力をみんな合わせて、方向性を合わせることでどんどん効率が良くなったのが、まさに今の時代ですよね。
この時代において、自分が例えばグイグイと業績を上げたい、利益を出していきたいっていうのであれば、やはりその大きな力を使うことが凄く大事なんです。
もちろん、個人も大事ですよ。
でも個人が大事なのは、例えば個人の考え方とか個人の価値観とか、そういったものは大事にすればいいと思うんですけど、だからといって仕事まで非効率な俺流を貫く必要は全くないんですよね。
そこを勘違いしてる人は、もう自己流とか自分らしさみたいなものを重視しすぎて、本来世の中で認められている効率的なものまで認められなくなっちゃうんですよ。
これって何かもう社会に文句ばっかり言ってる中高生とかと一緒ですよね。
中二病みたいなもので「なんで人を殺しちゃいけないんですか?」って言ってるようなガキと同じようなものなんですよ。
言っちゃえば、人を殺さない社会の方が効率的だからなんですよね。
人を殺すことが容認される社会であれば、自分を守るためにエネルギーを使わないといけない、人を守るためにエネルギーを使わないといけないっていう風になっていって、疲弊して発展も繁栄もできなくなる。
だから殺すことは社会的に良くないって決めてしまうと、社会的に得をするわけじゃないですか。
もちろん、いろんなルールもあるわけですけど、経済的な観点から言うと、そういう理由で人は殺しちゃいけないわけですよね。
だけどなんか「俺は社会に縛られないから、そんなルールには従えない」とか言ってたら、自分自身その社会のルールの中に守ってもらって、社会のルールの中で生きてきたってことを分かってない
正に幼い意見ですよね。それを仕事の世界でもやっちゃいかんよっていうことなんですよ。
自分流というのは、守破離の離の部分で自分流を出すならともかく、大した一角の人間でもない人間が、変に自己流にこだわったって何もいいことがないんですよね。
だからまずは自分の目的を達成する為にこそ、ちゃんと人真似をして、徹底的に人に教えてもらって、人に頭を下げる。
それこそが逆に一番自分のためになって、自分を成功させて、最後に究極的に自分を自由にするということを知っておいて欲しいなと思います。
大人の考え方を持とう
特にこれからの季節、職場とかにも若い人が増えてくると思うので、そういう人が学生の頃と大人の価値観とは全く違うじゃないですか。
だからこそ正しい大人の考え方を持って欲しいんですよね。
例えば、人間も「下ごしらえ」というのが、すごく大事なんですよね。
料理に例えるとわかりやすいんですけど、下ごしらえに失敗して、例えば血抜きに失敗して、ものすごく臭くなった肉をいくら上手なお店のレシピを真似したところで、結局できあがるものはまずい料理じゃないですか。
そこにどんな美味しいソースをかけたところで、ベースの肉が臭かったら臭い料理にしかならないわけですよ。
人間もその下ごしらえが本当に大事で、10代、20代なんてものは、働いてても下ごしらえですよね。
ようやく30代ぐらいから下ごしらえをそろそろ脱却できるぐらいのもので、逆にそれまでの下ごしらえがしっかりできてないと、その後どんな仕事してもどんなソースをかけても、やっぱりもう先が見えちゃうというか、終わりが見えちゃうんですよね。
例えば、40代から新しいことをしてうまくいってるとか、40代から転職してもイケてるみたいな人はいますけど、それは下ごしらえがちゃんとあったからこそいけてるだけで、
10代20代何も積み上げてこなかったダメな人間が、40になって何か魔法の杖を手に入れて、いきなりそこで生まれ変わったような成功ストーリーは歩めないわけですよ。
でもその表面だけ、またこれも表面だけ薄っぺらく捉えて、真似しよう理解しようとすると、なんとかなっているように見えちゃうんですよね。
「何歳からでも成功できる」のウソ
昔はよく「カーネルサンダースは60代になって大成功した。いくつになっても成功はできる!」みたいな話ありますけど、元々カーネルサンダースは20代から実業家として、コンビニみたいなお店を経営したりレストランやったり、ずっと経営者として働いてるんですよね。
火事で店が潰れたりとかの紆余曲折があって、その下ごしらえの集大成的なものが60代で花開いて大ブレイクしただけであって、別に60までクズでいたわけじゃないんですよね。
やはり成功する人うまくいく人は、10代20代からある程度うまくいってるんですよね。
だから今を頑張らないで、将来いつか何とかなりたい、何とかなるだろうっていうのは全くありえない話なんですよね。
お金を稼いでからモテようっていうのは無理だよと。そういうことを言う年配のおじさんに言いたいわけですよ。
お金持ってモテてるおっさんは、お金がない頃からモテてるよと。
お金さえ稼げばモテるっていう風に思ってたらうまくいかない。たぶんお金もそもそも稼げない。
そういう話ってよくあるんですよね。
なんかもう彼女ができたら人生全てうまくいくように思っちゃうパターンの人とか、お金さえ稼げれば人生が良くなると思うパターンの人とかいっぱいいるんですけど、大体そうはいかないんですよ。
やっぱりもう今の時点で、今やるべきことをちゃんとやって成功者の真似をして、今の足場と下ごしらえをしておかないと、将来も何も積み上がっていかないし、うまくいかないですよ。
という年寄りからの話でした(笑)。
それでは今回は以上となります。ありがとうございました。
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