どうもこんにちは G です。
今回は「値段の額は覚悟の量」ということについてお話したいと思います。
今回言いたいのは、自分のサービスとか商品に値段をつける値付けの話なんですけど、自分で値段を決めるのは、実はすごい難しいことなんですよね。
目次
値付けの方法を学ぶ前に知っておくべきこと
一般的な値付けの方法
大体の人が、一般的に類似のサービスや同業他社はこれぐらいの値段だからこれぐらいにしようとか、もしくは自分がこれくらいの価値があると思うからこれぐらいにするみたいな決め方が多いんですよね。
一方で、例えばビジネス書とかで言われるやり方としては、「自分の求める売上」を考えて、それを逆算して、その求める売り上げを達成できるような値段をつけなさいと。
そしてその値段にふさわしいサービスを提供しなさいみたいなやり方を書いてあるビジネス書もあります。
その価格は覚悟の量
ただまず値付けをする人に知っておいて欲しいこととして、自分の思う値段の額というのは、そのサービスに対する自分自身の覚悟の量だったりするんですね。
例えば、自分の肉体労働的に労務を提供するサービスであれば、変な話いくらでも成立するんですよ。
だけど、そこで1万円くださいっていうのか、30万円くださいっていうのか、それはみんな多ければ多いほど欲しい嬉しいとは思いつつも、高い金額は言わないんですよね。
高い値段にできない理由
何故かって言うと、それくらい高いものを請求するならば、それにふさわしいことを自分がしなければいけないと無意識にも思ってるからです。
「俺は何もするつもりはないけど200万円ちょうだい」なんて言える人は、天才かおかしい奴なんですよね。
ほとんどの人はそうじゃないから、真っ当に商売をする為に30万くださいって言うなら、自分のサービスの価値が30万あるかどうかを考えてしまうんですよ。
で、さすがに30万は取りすぎだろうって思う人もいれば、30万の価値が十分にある、だからやろうっていう人もいる。
でもそれは、相手に打ち出すというのは、物凄く勇気がいることなんですよね。
だから覚悟の量だったりするわけです。
価格設定が低いのは自信がないから
これは経営者的な人、フリーランスとか、これから起業する人にとっては、自分自身の自信とか信頼、自分自身に対する信頼を値段に反映させやすいんですよね。
だから自信がないから値段も下げておこうということが起きやすいわけですよ。
それはある意味、相手に対して充分なサービスを提供する覚悟が足りないから、ちょっとレベルの低いサービスでも許してもらおう、自信がないけど許してもらおう。
だから値段を下げようっていう同じことなんですよね。
本来、値段というのは、サービスとかの完全なる対価であるはずなのに、なぜかそこに値付けをする人間の心理状態とか考え方、覚悟とか自信とかそういったものが物凄く影響を与えるんですね。
これはちょっとおかしな話と言えるし、面白い話とも言えるんですよね。
値付けを低くする人は自分自身にも低い値付けをする
自信がないから起きること
例の一つとして、「文字の書き起こし」というサービスがあるじゃないですか。
文字の書き起こしというのは、昔は結構高かったんですよね。1分200円とか。
で、会議の議事録を作ったり、もしくはインタビューを書き起こしたりするものとして、そういう事を専門にやってる人とか、そういうことをやる会社がありました。
でも今のようにスマホとかで簡単に録音できる、そして文字を書くよりも簡単にワープロソフト的なものを使って入力できるっていう風に、
インプットとアウトプットがすごくみんなの身近になった時に、一般の人でもやれる副業とか、ちょっとしたサービスとして、一部では人気が出たわけですね。
そうなってくると、専門的な用語が入ってない限り、みんなできるサービスということで、主婦とか学生とか、そういう人が片手間に副業的にお小遣い稼ぎにやるようになったので、やる人が増えて値段は落ちていっているんですよね。
今はもうほんと数十円とか、もう1分30円40円とか、そういうところまでガクンと落ちてたりすると思うんですけど、私の知り合いは1分7円とかで募集をかけたことあるんですよ。
文字起こしを「1分7円」でする人の心理
とは言っても、そういうクラウドワークスとかランサーズのような募集サイトには、1分50円とかの案件がまだまだいっぱいあるわけですから、1分7円の案件に応募するやつなんかいないだろうって思ったんですよ。
そしたら、聞いてみたら意外と来るよって言うんですよね。意外と来てちゃんと仕事してくれるって言うんですよ。
私もすごい不思議に思って、同じサイト上にもっと条件の良い案件がいくらでもあるのに、なんでそんな安い案件をわざわざ選んで申し込んでくる人がいるんだろうかという話をしてたら、
どうも「まだ自分は慣れてない練習レベルですから」とか、自信がありませんからとか、書き起こし初めてなので、これぐらいから始めたいと思いますみたいな感じで、
自分に自信がない人とかそんなに熱意を持ってない人とか、そういう人があえて安い所に申し込んできてるみたいなんですよ。
覚悟がないから安い仕事をする
つまりお金を頂くってなると「ビジネスですよ」っていうのは、私もよく言ってますけど、お金を払うんだから分かるよなっていう無言の圧力があるわけですね。
その圧を受けたくない人ってすごい多いんですよ。自分に自信がない人は特にそうですよね。
まだ自分に自信がないのに圧を受けたら、「じゃあ無理です」って言いそうになる。
だから逆にそういう低い報酬のところに、ここならそんなに高いレベルは求めてこないだろうという風に考えて申し込む人がいるんですよ。
これって正に最初に言った覚悟の量、自分自身の自信の量だと思うんですよね。
これは自分自身に値付けをしたわけですよ。
その人が自分自身に自信がない、良いサービスを提供するぞっていう覚悟がない、だから自分自身に安い値付けをして、安い金額で仕事を受けたっていうことなんですね。
ブラック企業で働いている人との共通点
この値付けの話をちょっと発展させると、今のように自分自身に対する値付けの話に繋がってくるんです。
つまり世の中には色々な仕事があって、報酬の高い仕事、安い仕事いっぱいありますよ。
だけど、なぜかブラック企業でずっと働いてる人とか、転職とか探せばいいのに低い給料で頑張ってる人、正社員とかを全く目指しもしない人、結構いるんですよね。
そういう人達というのは、本人は気付いてないかもしれないですけど、やはりどこか自分自身に低い値付けをしていて、
それ以上高い報酬が貰えるところに行くのは怖いとか、そういうところに行ったらそれだけの仕事をしなきゃいけないだろうと。
だから自分は今のままでいいんだとか、そういう風に考えてしまってるようにも思うんです。
ダメ男に引っかかりやすい女性との共通点
さらに言えば、人間関係とか恋愛関係もそうなんですね。
なんか結構すごい美人とか、気の利く素敵な女性なのに、なぜかダメな男と結婚してたり、ダメな男ばっかりと付き合ってる人というのは、その女の子自身の自己評価が低かったりするんですね。
自己評価が低い、自分に対する値付けが低いものだから、私にちょうどいいのはこのレベルの人という風な感じで、無意識にダメな人を選ぶんですよ。
自分に自信があれば、自分に釣り合うのは素敵な男性だと思って、素敵な男性を選べばいいじゃないですか。
でも謙虚な日本の女性はそうしない人が多いんですよね。なんかもうクズ男にいいようにされちゃってる立派な女性が結構いる。
もったいない話なんですよ。
値付けのコツは「その価格が人生を左右する」と考えること
その値段に見合う自分になる
だから値付けを間違える、値付けに対する考え方を間違えるということは、
商売でお金が高い低いとか、売れる売れないとかいう話だけじゃなくて、自分自身の値付けそのものも変えてしまうし、自分の人生そのものを変えてしまうっていうことなんですよ。
だから自分の値付けは高くしないといけないんですよね。でも中身はないまま高くするのはできないんですよ。
だから自分が提示する「これぐらいくださいよ」っていう値段の高さに釣り合うだけの自分自身にならないといけないんですよね。
それだけのサービスを提供しないといけないと。
値付けの意識が人生に差を生む
だからここで人間というのは、二極化するんですよ。
たくさん欲しいからこそ、たくさん貰えるような自分になるためにもっと努力する、もっと勉強する、もっとサービスを尽くすっていう風にどんどん上に行くタイプの人と、
たくさん貰う為にはそんなに努力しないといけないのか、じゃあもうしないって諦めてしまう、努力しない人間には高い報酬を払われないから報酬がどんどん下がる。
それを上げるためには努力しないといけない。その努力はしたくないし、自信もないってどんどん下がる負のスパイラルに落ちるパターン。
横移動はないんですよ。平行にはならないんですよね。
今と同じはありえない
人間というのは歳も取っていくし、同じ給料でずっと働き続けられるわけじゃないですよね。
時間というのが流れていくと、やはりその人に対する評価も変わるし、同じ給料を払うなら、若い人の方がいいやとか、もっとできる人の方がいいやっていう風に世の中は判断するわけなので、
自分はもう今のままでいいから、今のままずっといさせてくださいっていうわがままを聞いてくれるとは限らないわけですよ。
そうなると、そういう風に努力しない人はどんどん下を向いてしまうんですよね。
だからそういう二極化でどんどん下がっていくコースに進まないためにも、やはり自分自身の価値は上げていかないといけない。
その価値を上げるというのは、ただひたすらに資格を取るとか勉強するとか、そういう風なものだけではなくて、やはり自分自身の値付け、自分のやるビジネス、自分が作る商品の値付け。
こういったものをちゃんと覚悟を持って高く設定していくことが大事ということです。
今回は以上となります。ありがとうございました。
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